いろいろな立場

10月 18, 2017

当社には、本当に多くのいろいろな方が受講しにいらしてくださっている。
友達関係やSNSだったら、絶対に会わないような方
つまり、例えばギャルの方だったり(こういう場所でなければ話してももらえないだろう)
シニアの方だったり
すごくお金持ちの方だったり
本当にいろいろな人がいる。

そのおかげで私は、「自分の考え」が比較的自分固有のものであり、人とは違う、ということを、考える回数が多い。

私はとても負けず嫌いで、上昇志向も強い。(そうでなくちゃ会社なんてやってられない笑)
決して成功してはいないけれども(成功の定義も分からないけれども)受験も、誰よりも多くやってきた。

小学校、小学校編入、中学校、高校、高校編入、大検、大学。

頑張って上のところに行きたい!と思う気持ちを楽しみながら受験をしていた。

しかし、今日弊社の数学塾を受講にいらしたNくんは違う。
専門学校を受けるのだが

「入ってから、授業について行けないと困るので、低いところを受験したい」

そうか、今まで、私は、背伸びばかりをしてきたので、背伸びするのを当たり前だと思っていたけれども
背伸びをしない選択というのを
もしくは、ちょっとかがんだ感じの選択を、世の中に残さなくちゃいけない。

と思った。

最近の風潮では、頑張れる人が、当たり前のように頑張ることを推奨し、当たり前のように、頑張ることを前提に話す。

頑張れない人、頑張りたいと思わない人は、
頑張れないといえずに、下を向いていしまう。

そうやって、少しずつ息苦しさを感じるのではないか。

がんばることは素晴らしい。
私は、頑張ることが楽しい。
でも、そうでない人がいることを、常に意識しておこうと思う。