「オレが使いたいサービス」

不満はすべてのビジネスの元である。
と思っている。
これは7年も前から言っていることであるが、いまだにその気持ちは変わらない。
すべてのカイゼンは「不満」から起きる。
しかし、インターネットが発達し、不満解消方の商品に気づくことが多くなった。
それは、不満というよりも、諦めだったりするのですが。
例えば、私は身長が小さい。こんなに身長が小さいと繰り返しているのに、大体初対面の人は私の小ささにビックリする。それも「(態度が大きいから)大きいと思っていた」という妄想の元に!!
そうすると、高い棚のものは取れないんですよ。
店で誰もいなくなったのを見計らって一生懸命ジャンプとかして本をとってたりするんですよ。(実話)だから「あ行」の作家は嫌いなんですよ。(笑)
ある日、電車で数駅のところの本屋さんの棚が低いことに気づいた。そして、私はその本屋さんを使うようになった。そういうもんなんです。不満を口にする前にあきらめていることに、サービス提供者が気づけるかどうか。そこです。
ところでシニア。


「僕の求めるサービスがないんです」と仰る。
カスタマイズと不満の発見は大きく質が違う。
不満と、満足も大きく違う。
満足の反対は不満ではないんです。
愛情の反対が無関心であるように。
そしてシニア。
「僕が求めるサービスがないなら、僕が造ればいい」となる。しかし、実際、そのサービスはあるんですよね。色々な形で。ただ、到達していない。多くの人が相変わらず不満を持っている。そして、比較的多くの人が「僕がトップがいい!」
シニアビジネスを始めると、突然シニアという言葉を使い始める。
周りのシニアは自分たちがシニアだと呼ばれているなんて気づいていないのに。
シニアの口に出す「不満」より、本人が気づいていない不満に注目すること。
それだけでも、大きく視点が変わる。