入力フォームとシニア
シニア層は入力が苦手である。
そんなミもフタもない。と思う事を言われて「苦手だから無理なのである。」と子供の屁理屈のようなことを言う人がいる。
しかし、苦手である。先日も、「いやぁ、うちのシニア層にネットでアンケートとったら大変な事になりましたよ。ラジオボタンとチェックボックスがわからなくって。HAHAHA」と妙な外国人のように話したら「モリマミコさん、あなたはシニア層に何を教えているんですか」といわれ、しばしへこんだ。そうだ、私は何を教えているんだろう?
とは言えども、たまーに教えているのだ。入力フォームの手伝いを。
私にとっては最高に難しいのである。自分でやれば1分もかからない。○と□に不思議にも思わない。クリックしたらチェックが入ると思っている。水道をひねれば水が出てくると思っている。
なのに、シニア層は「ここチェックするとどうなる?」
チェックして新しいものを読み込むような画面は本当に悲惨だ。
チェックした瞬間に画面が一瞬真っ白になり、シニア層の顔が真っ青になる。大丈夫ですよ。といっても、パニックになった事がある人なら解るだろうが、結構「大丈夫大丈夫」なんてそんなこと言っていられないのである。真剣なのだ。だから「そのくらい応用利かせればいいじゃん」というのもきっつい話なのである。狭い路地で右折しなくちゃいけないのにどっちにハンドル切ればいいのかわからなくて本当にあせっているのに、友達は「大丈夫、落ち着きなよ」という。
でも、右に曲がってもぶつかりそうだし、左に曲がってもぶつかりそうだし、我輩の辞書には「後退」なんて言葉は不可能だし。
そんなことはどうでもいいのだ。
要は、シニア層にとって、入力フォームは難しいのだ。
しかし、実際、入力できるフォームもあるのだから、入力できない事については一概にシニア層のせいとは言えない。大半の問題はシニア層、初心者にとって非常に使いづらくて見づらくて「どうすればええねん」とつぶやいて思わず涙がほろりと出るような、そういうフォーム、ひいてはそういうフォームを量産している企業の問題なのである。(前フリ長い。)
そんな中でこんなページ発見!
入力フォームのユーザビリティ&アクセシビリティ
すごく解りやすく解説されていて、感涙ものなのである。
そうよね。そうよね。と言う所も多い。
ユーザに対し、整形された文字列の入力を求めるべきではありません。
そう、メールが全角であろうが半角であろうが、本当はシステム側で直して欲しい!ですね。
住所の自動挿入
入力された郵便番号を用いて、住所フォームに住所を自動挿入する場合は、注意が必要です。
そうそう。よくあります。
っていうか、シニアの方からメールアドレスいただくと3割くらいUserUnknownで帰ってくるんですが。
あと、個人的に付け足すのであれば
チェックボックスとラジオボックス!!!!これは、ほんとーに解りづらい。
モグラみたいにラジオボックスを追っかけている人もいるし。
あとは色使いですねー
入力フォームに相応しい色使いですよ。きちんとメリハリをつける。で、あわせて何文字とかって、文字カウントを自分でさせるのか。と思うところも多々。○○文字以内って、どうなんでしょう。すごい難しいですよね。私はそういう入力フォームを見ると自分の名前が短い事にほっと安堵するのである。私が自分の子供に「ジュゲムジュゲム・・・」とつけたら多くの入力フォームではじかれるんだろうなあ~~~~~~~~~。
そうみると結構難しいんですね。入力フォーム。(今、自分がまとめたのを見ながら打っている。)
カタログ請求とかもね。
やっぱり、「シニア層が出来ない」んじゃなくて、「出来ない人を少しでも減らすような解りやすい画面」が必要な気がしますね。
入力フォーム部分、最後のコンタクト部分です。本当にしっかりして欲しい。
ということで、小牧ハルさん、ご紹介させてくださいましてありがとうございました。多謝。今度入力フォームについて語り合いたいです(笑)