今日は団体講習会の日である。
今回集まったのは女性のみ、「買い物ですよ!」と告知していたので、好奇心旺盛な女性が集まった。
年代は62歳~76歳と幅広い。インターネット利用暦は1年以上4年未満、というところだろうか。
本日見たのは、Yahoo!、楽天、Bidders.
化粧品と蟹を探して大盛り上がり。「この場で買いたい!!!」という声も続出して、このようなノリで納豆ブームが作られたんだなあ・・・・とちょっと思う。(「だって、売れてるって書いてあるわよ?」「おいしいって書いてある」←ネット情報に触れることが少ない人にとって「発表されること」は本当だと思うようだ。まずは疑ってかかる私とは大きくお育ちが違う。)
順位?については、まとめたら本家コラムで発表いたしますが、とりあえず私がざっくり気づいたことの雑感。
1)カートへボタンが見つからない
各社モールの場合、カートボタンが規定のものになっている。そのため、とても小さい。
ページはショップさんごとに違うので、うまい売込みができるショップさんは「おお、この蟹、買うわよ、私、買うったら」とシニア層を興奮させる。
しかし、ページの大半が文字が大きいつくり(フォント画像でガチガチ)になっているため、小さなカートボタンを見つけ出すことができず、「売り切れだから買えないのね、しょんぼり」となってしまった。カートボタンが見つからないのは悲しい話である。
2)なかなかクリックしてもらえない
若い子なら「すぐにクリック」ということができるが、(実際、若い方が団体授業に入ると一人でクリックしまくっている)お年を召されると、じっくり考えてからしかクリックができない。「うーん、これはクリックするに値するのだろうか」
となると、検索結果で表示されるタイトル部分が肝となる。ここをいかに端的にあらわすか。
3)会員にならないと買い物できない?
今回3つのモールはすべて会員にならなくても買い物ができる。
ところが、Y!と楽天はその画面がファーストスクロールで見えない。
なので、「会員登録・・・面倒くさいわね」となる。
ビッダーズはすぐに見えるので、安心につながる。
4)全角対応すばらしい!
やはり目の前で郵便番号を全角で入力されていた。
しかし、Yahoo!も楽天もすべて自動的に半角に変わったときには涙が出るほど感動した。すばらしいなあ。
5)エラー画面
エラーの出し方はYahoo!に軍配。
6)意外と使えなかった買い物の順番表示
現状を示すための買い物途中の順番の三角。
楽天、Biddersは小さいため、「ああ、順番なのね」と納得するもYahoo!に関してはボタンだとかたくなに思い込み、ずっとクリックし続けていた。
その他
入力部分のテキストボックスははっきりとしていたほうがいいなあ、というのが雑感。
ビッダーズの検索ボックスは見つからなかったけど、楽天の検索ボックスはすぐに見つかりましたもの。
しかし、今日はGさん、Mさんが大興奮でお帰りになった。その興奮さ加減を落ち着かせるために、エネルギーを消費してしまった・・・。「これからはインターネットで買ったほうが、いいわよね!」と喜んでくださったのでうれしい限りですけども。
ショッピングモール
ユーザビリティ
コメント
上記エントリーとは全く関係ないのですが、シニアのパソコン教室で、WordとかExcelとかは教えていないんですか???
よくWebサービス系の話でシニアがつまづくのは何度もエントリーで見ているのですが、ふと思えば、Windowsの使い方でシニアがつまづいて、どうとかという話は聞かないですよね。それとも書いていないだけなんですか?
ちょっとお伺いしたく、メール代わりにお送りいたします。
TRANSさま、
もちろん教えておりますよー。ワード、エクセル、PPT、アクセス、フォトショップにイラストレータ、なんでもやってます。
ウィンドウズでシニアが躓くというのは、どの教室でも一緒だと思いますが・・・そうですね。書きます。ウェブネタ以外は楽しくないかなあと思っていたのです。アドバイスありがとうございます。
おっと、これはすいません。そういうニュアンスではなかったのです。僕などはWeb一本でやっている人間なので、Webの話が一番楽しいんですけどね。
単に、シニア向けのパソコン教室にWin系のアプリケーションソフトなどを教えてほしいというニーズは少ないのかな、と勝手に思い込んだだけですので。
TRANSさま、ニーズは大有りですよ。なんせ、天下の年賀状様がいらっしゃりますので。
あとは、女性はワード需要、男性はひたすら「エクセルがすき」
当社は、「学ぶことで生活を豊か(ワクワク)にする」ことを唄っておりますので、結構根性が入って勉強しています。シニア系だからといって遊びものばかりは飽きられます。
ウェブの場合は、「何を探していいのか解らない」というところから始まり、私自身もネット系であったために驚愕の連続でした。しかし、アプリにいたっては、画面を押されようが、本当に手元しか見てなかろうが、何でもござれって感じです。
確かに、天下の年賀状様は本当に偉大ですね。「周りがやっている」→「乗り遅れたくない」→「自分もやる」という完璧なストーリーが描けますからね。僕も今年は1度だけそういう人のお手伝いをさせていただきました。
ありがとうございます。