シニアと携帯と
シニア層、特に女性のパソコン離れが激しい。
コミュニケーションツールとして多少もてはやされたパソコンが、コミュニケーションツールとしては携帯に取って代わられている。
確かに、観光地に行けばおばちゃま方が皆両手で携帯を使っている。
「どこの女子高生か!」と突っ込みたくなるが、時間はかかっても携帯でメールを送る。
特に内容なんて無い。「ここに来ている」「花が咲いている」そんな感じ。
ただ、おしゃべりの場所が携帯になっただけ。
パソコンでは面倒くさいことが、携帯なら簡単。
持ち歩きのできるコミュニケーションツール。
#まあ、その辺は弊社のコミュニケーション調査にも書いてあるので、そちらをご参照いただければ幸いですが。
携帯サイトのタスクテストをしたときに、あまりにもみなが出来るので驚いた、という話をずいぶん前に書きましたが、実際、ウェブサイトのタスクテストより携帯サイトのタスクテストのほうが達成率がはるかに高い。
はるかに高い、というか、ウェブだと4割タスクが達成できれば(設定したタスクにもよりますが)「おおー、すばらしーサイトじゃないか!」とスタッフと3分ほど喜びのステップを踏むのですが、携帯はそれが8割近かった。喜びのステップというより、喜びのバンジージャンプ。って感じです。(高所恐怖症なので、したことないですけど)
先日、その話を某K氏にしていて、その方が「へー。シニア層は携帯のほうが見やすいんですか」と驚かれたのがとても印象的だった。(色々とお話させていただいてありがとうございました。公開感謝状(笑))
「画面が小さいから、迷わなくて済みますもんね」という話をして、良いたとえが無かったので、そのまま話が進んで言ったのだが、今朝、通勤電車の中で、ふとそのことを思い出して
「そうか~、例えば、ウェブというのは渋谷の雑踏で、一杯かっこいい人がいるかもしれないから目がきょろきょろしちゃうけど、例えば、そうね、異業種交流会という名の合コンパーティなら、素敵な人を探さねばとめまいがしそうなほどに頭を振りそうだけど、2対2の合コンなら選ぶ範囲が少ないか・・・携帯ってそんなイメージか・・・・」
と、つらつらと考えていた。
余談ですが、
そんなことを考えていたら、突然目の前の男の子に声をかけられた。
「知っている人にすごい似ているんですけど。」
まじまじとその人の顔を見たら、10年前に行ったインドで知り合った人だった!バラナシのドミトリーで一緒だった人でした。
うわあ、びっくりしたなあ。もう、うわーうわー。と繰り返してしまうほどに。
って、10年前から顔変わっていないのか・・・それも乙女心的に少し微妙でした。
忘年会シーズン、お体にはくれぐれもお気をつけ下さいませ。