ユーザーを知ってから改善が始まる。

10月 18, 2017

A君という男の子がいる。イイヒトである。
彼は今、モテたくてたまらない。
彼の今の原動力は「モテ」である。
だから、最近彼は頑張って、出会えるような場所に行こうとしている。
だが、残念なことに、モテない。
彼は試行錯誤している。雑誌を読んでいる。モテる方法をググる。
友達に聞く。「お前、良い奴だけど、寡黙なんだよな。もっとしゃべればいいと思うよ」と言われる。
彼は勉強熱心なので、「誰とでも 15分以上 会話がとぎれない!話し方 66のルール」を買う。

なんて努力家だ。モテの原動力はすごい。いや、ほんとすごい。
だが、相変わらずモテていない。
女の子としゃべるのはできるようになった。
話も少し続くようになった。
だが、モテない。
今、彼に必要なのは、「モテたい女の子にどう見られたか」という評価なんだ。
周りの人はあーだのこーだの言う。
彼を知れば知るほど、あーだのこーだのいう。
服装を変えろとか、爪を磨けとか、襟を立てろとか、メガネしろ、ネクタイがいいとか。
しかし、実は彼は、女の子と話しているときに緊張していて、相手の話を聞いていないのか、うまく返せないのである。だから、彼は「話が続いている」と思っていても、ただ、時間が経っているだけなことが多い。
うまく返していないから、女の子が疲れた顔をしている。途切れさせないことを考えるのではなく、話を繋ぐことを考えなさい。話を拾いなさい。会話のバッティングセンターはやめよう。
それは、女の子と話している彼を見ないと、だれも言えない。
ただ、彼は、早く、この事実を知るべきなのだ。彼が変わるための第一歩、いや、モテるための第一歩として。
改善したからといってすぐにモテる魔法ではない。
ただ、前よりは、前進できる。
この話は、限りなくフィクションですよ。フィックション。God bress you.
そんなような話が、現実に、ECサイトにある。
集客する、買ってもらう
その間に、キャッチコピー、文章構造だのいろいろ試行錯誤している。
もっと解ってもらいたいと文章が多くなる。(あーっ、これ私もだ)
とあるお店では、いくつか選べるパックのなかで、その商品説明と、シーン提案が離れすぎていてユーザーを混乱させていた。よさそうな店なんだけど、選びづらいと、消費者談。
ECの場合、オーダーを取りに行くことはできない。
だから、お客様が買いやすい、買い回りを考えて、手に取って、そのことだけを考えてぽちっとできる状態を作る必要がある。
だが、どこでひっかかるかなんて、正直、買いたい人にしかわからない。
口ではなんとでもいうが(あー、いいねー、ソレ、とか。)実際にサイトを見てもらうと全然違うところを気にして買っている。私は品質にこだわるの、とかいって、1か月でウエストマイナス5センチとか書いてあるところに「限定30個」とかあると、あまり読まずに、ぽちってしまう。
重要なのは、ユーザーがどう見て、どう行動しているか、ということである。
それを知ることで得られる効果は
1)自分はユーザーと違うということを認識できる
2)認識できるから「ユーザー視点」でサイトを構築できるようになる
3)ユーザー視点でサイトを構築するから、ユーザーが自然体に使えるサービスを提供できる
私は常々思っている。
サイトの改善は、ユーザーがー自分と違うということを知ることからはじまると。
しかし、残念ながら、多くのECサイトは、超大手以外、そこまで手が回っていないのが現状である。
私は、超大手の会社だけではなく、多くの、愛されている店にユーザー視点を注入したい。
まずは、気づくことから。
そこで今回、お試しコースを作ってみた。
動画にきちんと解説を付けます。
どこで迷ったか、なぜ迷ったかなどユーザーの声も含めてお出しします。
アイトラッキングでユーザーテスト見エールお試しコース10月限定
タスクなどは当方で決めますが、その前にヒアリングを行います。
ユーザーテスト、いつやったらいいの?という質問、
改善するまえに、どこを改善すべきか知るために
よくしたいな、と思った時にやるといいですよ、と答えている。
件のA君も、雑誌を見て、いろいろ改善しているが
どうも方向がずれている。あなたには、王子様スタイルは似合わないよ!
フィックション、
10月限定のコースですが
お申し込みは受け付けておりますので
よろしければぜひ、この機会にユーザー視点を体感してください。
(お申し込みは受け付けてますが、実施は10月3日以降からです。)