伝える、ということ

どんなに素敵な美辞麗句も「伝わらなければ」意味がない。
とは、重々スタッフにも言っている。
「ナルシスト的な説明をするんじゃない。説明が長いと半分寝ちゃうんだよ!端的に美しく、響く言葉を使うんだ!」
広告好きな私としては「響く」「響かない」はものすごく気になることが多い。(といっても、私が響く言葉を言えるかというと涙が出ますが。)
さて、話は変わって、Aさん78歳。デイトレ歴6年。インターネットなくしては人生はない。と豪語するほど、インターネットが大好きじゃなくて、息をするようにインターネットが必要。そんなAさんはD証券を利用している。


毎日D証券を覗くAさん。
ある日、こんなお知らせが
「パスワードを変更できます」
よく見ると、色々パスワードを変更できますよ、便利になりますよ。携帯からもパスワードを変更できて安心。という内容だ。しかし、私もよく見ないと日本語が理解できない。
私が株に対して無知なせいか?(一応口座は持っているけど動かしていない。)
3度、口に出して呼んで、一生懸命頭を整理させないと理解できない日本語。
私も、そういう日本語を言うときは多いですが(誰しもそうだけど)
それでAさんはうちにいらして、「どういう意味なのか」という解説を求めてきた。
かるーい気持ちで言ってしまうプロフェッショナル。
王様が「われ、おなかすいたなりー」と言った瞬間に動揺する一般市民。という感じですな。
日本語の乱れを笑える話で片付けないで、少なくともウェブは伝わりづらいのですから、伝わりやすい日本語を磨くべきだと思う今日この頃。証券会社さんは日本語がわからない、という質問が多いので・・・。
※異世代交流会残席3席あります。お気軽にご連絡ください※
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