Z世代とデジタルと
セミナーを聞いてい、Z世代はデジタルネイティブである
氷河期世代などの デジタルイミグラント(移民)とは違うのであります
という話をよく聞いているのだけど
周りのZ世代が機械に疎い人が多く
ずっとモヤモヤしていた。
デジタルネイティブとは何か。
いつものことながら、答えは出ないがとりあえず書いてみよう。
私が小さかったころ、2学年上位にカッターで鉛筆を削っている人がいた。
どうも、私がいた小学校は、カッターで鉛筆を削ることを推奨していたようだ。
夏休みの自由研究の発表のようなところで喜々として登壇している彼を見て
小学校1年だった私は、「まったくわからん」と思っていた。
(ひねたガキンチョなのです)
この時代、少なくとも鉛筆削りがある。
なんなら電動鉛筆削りがある。(姉が使っていた)
楽だし、早いし。なぜカッターでやるのだろうか。
その疑問は解決されないまま、少しずつ年を取った。
ある日、親族か誰かに、私が何かを切ろうとカッターを持っていた姿を見られ、そして、それが危なっかしいと笑われ
「今どきの子はカッターの使いかたも知らない」と言われたときに
突然気が変わった。
まあカッターくらい使えるようになっておこう、昔の人はそんな小さなことで笑いの対象にすることもあるのだということがわかり、少しずつカッターを使うようになった。便利だ、カッター。さて、Z世代はカッターを使えるのだろうか。そういえば聞いたことがない。
話を戻して、Z世代とデジタル。
・なんとなく使っている(恐れを知らない)
・周りに影響力する人がいる
・わからないときにすぐに聞ける
・知識の吸収が早い
という点がデジタルというよりも、新しいものに慣れているだけなのではないだろうか、と仮説を立てている。
実際に大学生などに話を聞くと、周りの環境にかなり左右されているように見える。使えない人が周りにいるときはその人も使えず、使える人が周りにいると異常に使えている。
WordExcelは使えないが、友達と動画編集はするので動画編集は困ったことがない。などなど。
そして頭が柔らかいから、周りにできる人がいると吸収も早い。すぐに質問ができる、お互いに切磋琢磨しあえる、いいねえ。青春だ。
また、多くの大学生の主戦場はスマホだ。
パソコンなんて授業以外で使っている人の方が稀な気がする。
(稀ではないという場合は、そういう場所にいるだと思うし、私も観察している場所が稀なのかもしれない)
すべては掌で片付く。
わからないじゃなくて、知らなくても生きていけることが増えていく。
コンシューマーマイオピア
「パソコンは高校の授業以来触っていない」という若い世代も増えた。
いい悪いではなくて、そういう時代なのだ。
それをオジサン・オバサンのマーケッター(特にデジタル化されていない人)が
Z世代を以上に恐れていたり、大きく見すぎていたり
少数派の声のでかい人を一般化しているような気がすることが最近よくあって
人を観察することがとても大切だと改めて思っている。
仮説はどうだろう、大学生や若い世代をもっと観察したいものだ。
以上、推敲せず、それゆえにまとまりもなく、この辺で。