言葉の定義
言葉の定義は非常に難しい。
昔、ダイヤモンドのことを「石」という人がいて、「ほほー。石か。」と思っていたら、電機業界の人は石、というとチップのことを表すらしい、と聞いた。
ダイヤが欲しくて「石頂戴♪」と言ったら、チップをもらったら(何のチップかは解らないけど)その場で破局ですね。確実に。ちなみに、金魚にも「宝石」系の種類があって、「宝石が欲しいな」といわれて金魚をもらったらそれもショック。
ウェブサイトでは色々な業界の人が見ている。
ところが、作成するのは業界人が多いので、時々当たり前のように業界用語を使ってしまう。
例えば、
ブランドという言葉。ブランドを勉強している人なら、ブランドはブランドであることが解る。
しかし、していない人にとってはグッチやエルニーニョ、じゃなくてアルマーニなどのブランドになるんですね(すみません、疎くって)
昔、好きなブランドは?と聞かれ「サントリー」と回答したらものすごく変な顔をされました。
どうように「サービス」という言葉がある。実は、この言葉も理解しにくい。
「お嬢さん、サービスするよ」といわれたら、何かもらえるんだろうと思ってしまう。
オーナーのサービスです。とワインがきたら、ああ、これは「無料」なんだとおもう。
多分、それが一般的。
しかし、多くのウェブサイトには「サービス」と書いてある。
なんか、理屈はわかるが、見ている人には納得できない。
言葉の定義は業界によっても違う。
見ている人の一番近い言葉を使うことが必要である。
その言葉は、ユーザーに伝わっていますか?