企業の方針と使いやすさ
誰もが使える、ということは万人が使えるということである。
誰にも使えるウェブサイトとは私たちにとってはとてもありがたい。
多くのシニア層が使いたいウェブサイトを使えなくて悩んでいるからである。
例えば「○○を探しているの!」と娘に電話をして「○○をクリックすればいいだけじゃん」と冷たく言われ、まず○○が何処にあるか解らない。
「おお、見つかった!」と言うときにはマウスをまるで初デートのときの様にがっしりと握り締めて、もしマウスが寿司だったら潰れちゃうよ!と突っ込みをいれたくなるほどガッシリと握り締めて、クリックするものだからなんとクリック先がずれて他のところをクリックしてしまう。嗚呼。
「△△ってでてきた!おかしい!」とパニック。
そして雷さまの襲来。「おかーさんはどーしてそんなこともわかんないのよっ。」
シニア層が使いたいものをシニア層が使えないのはとてももったいない。
ウェブサイトであれ、機械であれ、万人が使いたいものは万人が使えるようになるべきである。
しかし、多くの企業は当然だが、ターゲットを絞る。
それは企業サイドの考えであり、企業がせっかくシニア向けに用意したのに、シニアに使ってほしいと考えたのにシニア層は使いたくない場合もある。そもそも「若い子向けのサービス過ぎるものは僕には使えない」と思い込んでいる大多数がいる。そういう人にまでウェブサービスやらなんやらのターゲットを拡げるべきではない。
なんでもかんでもシニア向け、シニアにも、初心者にも使えるを目標にするんじゃなくて、使ってほしい人とそれを使いたい人の大多数の人が使えるというのが一番良いんじゃないか、と思う。
なぜそんな話になったかというと
わたしは「はてな」ユーザーなのだが、いまだにはてなをうまく使えていない。でも、はてなが好きだ。
なんで好きなのかは解らない。ただ、使えば使う分だけ楽しくなる。
最初の頃はなんて「はてな」って使いづらいんだろう、とか、「なんじゃそりゃ」と思うことも多かったものの、最近もやっぱり良く解っていないけど少しずつ自分なりの使い方が出来るようになった。
サービス名だって一見して「ああ。」と解らないものであるが故、多分、初心者には解りにくい。
なぜ使うようになったか解らない。でも、好きだ(照)。
そんなはてなのid:jkondoさんが「初めて来た人がすぐに使えるはてなにしたい」を書いていらして
ああ、はてなも拡大しなくちゃいけないのか、と、自分の好きな芸能人がメジャーになっていっちゃう一抹の寂しさと、その姿勢に感動しながら、まだまだ初心者の威力を彼は気づいていない。
初めて来た人≠インターネット初心者ではないことは重々承知の上、はてなはなんだかリテラシが高い人のネットセレブみたいな感じだからはてなを使ってみたい願望もあるんじゃないか、と思っているのに。
多分、彼の「初めて」と私が見ている「すごい初めて!」は蟹風味のかまぼこと蟹ぐらい意識が違うんだと思うけど・・・。
多分、初めての人にも使いやすいはてなにするなら、いわしとか、いるかとか、そういう名前を全面解決しないと、って、本気で初めての人にも使いやすくする!というのであればはてなのおもしろさを根本的に殺いじゃうんじゃないかなと。
はてなの人気記事もココログくらい一般的に落とせないと多分、初心者には優しくない。
「開いてください」でユーザーテストは出来るが、多分、「開きたいですか?」には「デジモノに強い男性ってヲタっぽくて・・・」と答えるスイーツ(笑)さんたちをとりこむことはできない。開けることも重要、開きたいかも重要。はてなはどんな初心者に開いてほしいんだろう?
[追記]はてなを知ってる初心者に開いてほしい、というか、はてなをずっと見ていておお、わたしもはてなダイアリーを開きたい!と思った方が対象ならそれはちょっと私の論点がずれてるかも。でも、はてなを使っていてはてなで開きたいーと思った人に、(私が想定する)初心者はいるんだろうか?[追記終了]
しかしだ。新しいコトをしようとすると私のようなプチユーザーがしょぼーんとなってしまうのは良くあること、私も時代の流れについていかねば、と猛省する次第。
初心者の程度差の認識が違うと思えば、まあ、それもありか。そういう意識はとても大切ですしね。
使いやすさを目指すというのはとても重要です。
まあ、万人受け、とまではいかずに、私のようなはてな初心者がはてなに入った瞬間に「ふつーじゃん」と思えるほどに使えればいいんだけども。でも、そうしたらはてな使うかな?
ウェブサイトの使いやすさは企業の戦略というか、方針なんだなと思う。がんばれ、はてな!
#といいつつ、最近ダイアリー更新してないなあ。それはやっぱり使いやすさかもしれないけど。
なんだか、まとまりなくてごめんなさい。(いまさら?)