使いやすさ、解りやすさは最低限のことである。
今解析中のモノ。
新しいことを始めるのに躊躇しない、これは50歳以上の人のほうが50歳以下の人よりも「はい」と回答する割合が高い。さらに、有意差が出ている。
なのに、なぜ新しいものがシニア層には受け入れられないと思われているのだろうか。
シニアつかむ簡単AV機器 大定年時代へ新たな市場狙う
「5、60代から反響が大きかった」というこのサービス。ボーズ広報は「オーディオ機器の操作は複雑でわかりにくいことが多い。誰にでも使いやすいように簡単にすることで、結果的にシニア層に受けた」と話す。
そう、彼らは「新しいものは好きだが、難しいことは出来ないと思い込んでいる」=つまり、シニア層を狙う、と、明確にしなくても、「結果的にシニア層に受ける」なのだ。それは、使いやすさ、そしてマニュアルの解りやすさが大切であることを如実にあらわしている。
うちのテキストを見て、うちの説明方法を聞いて驚く人は多い。
「なるほどー。そうやって説明しないといけないんですか。」
解る人の説明ではなく、解っている人が解らない人の質問を見越した説明書を作る。
なぜ、彼らはわからないのかをきちんと認識する。
実は1教科だけオリジナルではないテキストを利用しているのだが、「初心者向け!」と謳っていても、これがすこぶる評判が悪い。「解りにくい」
ある程度できる若者なら問題ない。しかし、中高年の皆さんは口を揃えて言う「もりさんのところのオリジナルのほうがいい。早くテキストを作って欲しい」
初心者向けで本当にわかるなら、初心者向けはもう既にそれで十分なはず。
なぜ、難しいと、感じるのか。
大きく書けばいい?細かく書けばいい?そう思っているのは大きな間違い。
(もちろん、ここを読んでいる方にはそういう方はいないでしょうが)
「解る」「伝わる」の意味をきちんと考えて欲しい。
うちのスタッフにもよく言います。「相手に伝わらなかったら、あなたの説明は雑音。」
解りやすい、解る、ということは、最低限のことであり、当たり前のこと。
当たり前だから、感謝はされないけども、問い合わせは減りますからコスト削減には結びつくはずです。
お気軽にご相談くださいね。