シニア層とマウス

10月 18, 2017

(以下敬称略)
マイクロソフトがICTマスターというホームユーザーに教えるインストラクターの認定制度を作った。
最近、マイクロソフトがシニア層に猛烈にアプローチをしているのはご存知の方も多いのでは。
そして、わが社はICTマスタートレーニングセンターというICTマスターをトレーニングする学校でもある。(試験会場でもある。)
そして、さらに、そのトレーナーは私である。
今日は補講でとあるマスター候補生に指導をしていた。
初心者にパソコンを教えることを前提に説明をする、ということをロールプレイングしているのですが。
「はい、それではマウスを握りましょう。人差し指を左ボタンの上に・・・」という説明をひたすら受ける。
私はシニア役。心はすっかり初心者シニア層。
そして、ハタと気づいた。
私、マウス握るのに力入れすぎ。
クリックするのに上から振り下ろすかのごとく人差し指を強くボタンに向かって「たたきつける」
そして、その瞬間に右クリックも同時押ししている。
これはシニア層によくある行動なので思わず出てしまったが、とにかく彼らは恨みでもあるように、強く押せばいいことがあるんじゃないかと思うくらいにガンガンとマウスをたたく。クリック、なんてかわいいものじゃない。ガチッガチッ。そんな感じ。
生徒さんのWさんはまだ若い(59歳)のですが、やはりクリックするときにかなりマウスをたたく。
ウェブを見ていると小さいボタンが多いため、
たたく、そして、ずれる。
ずれることに気づかず、「できなかった」そしてたたく。
マウスの指を置くところに窪みを作ったらどうだろう?
すこし触る部分を柔らかくしたらどうだろう?
いずれにせよ、多くの人はボタンを「たたく」。
ウェブサイトを作るときにはたたかれても良い大きさのボタンを用意する必要がある。