私にも教えて
たまに、シニア層のお買い物に付き合う。
どういう視点で物を選ぶのか参考になるので。
ふむふむなるほどー。と、いつもなるほど納得で、お客様も喜ぶ、私も喜ぶ、大変楽しいイベントなのだ。
お買い物をしているときに、ぼそっと私に聞いてくる一言や、「これってこうだから嫌なのよね」というつぶやく一言が、「ああ、こういう点でこれは受けて、これは受けないんだ」とはっきりする。
ある日、買い物に行った。
それは電子機器だったので、私の役目は「お供」ではなく「先生」。
どういう基準でものを選んだらいいのか、一緒に回りながらレクチャーしつつ、ボソッと言う一言をメモに取る。
どうやって店員さんに聞くのか、店員さんの言うことをどこまでわかっているのか、
一応「先生」なので、最後の最後に、きちんとアドバイス。
「これは、ここがポイントなんですよ」みたいなことを言う。
するとだ。
「それ、もう一度説明してください」って、知らない人が!
「・・・・えーと、すみません、店員さんに聞いてください」
「いや、今の説明でいいから」
「えっと、いいから、といわれても」
簡単にはしょって知らない人に説明したら、知らない人「ありがと」と、その商品をもって行ってしまった。
なんてこった!
なぜ、そんなことを今思い出したかというと、
たった今、デジタルカメラの説明をしたあとで、違う人が横で聞いていて「私にも説明して」と、まったく同じ説明をする羽目になったからだ!
しかし、年代の違う二人、質問ポイントが違う。面白いなぁと思う。