シニアと若さ

昨日出た勉強会は別にシニア・シルバービジネスについてではない。
ただ、講師の方がシニアで、シニア周りの仕事をしていらっしゃることもあり、色々考えさせられた。
まず、聞いていて、疑問を再確認してしまったのは「若い」という言葉の定義。
気になったので、年齢軸を書いて、人を書き出し、主観で若い/若くないのプロットを作ってみた。
30代から80代まで。(決して見せられるメモではなくなってしまった)
縦軸を実年齢、横軸を主観で若い人に分ける。右に行くほど年を取っていると私が思った人だ。
大きな問題として「見た目」が上げられる。右側にいる人は60代前半~70代前半まで「見た目」で振り分けられることが多い。
「見た目」というのは、まず、「おばあちゃん」「おじいちゃん」らしいことがあげられる。それも説明が難しい。
どちらかというと「おしゃれじゃない人」が右側に来る。


次に「考え方」が来る。「頑固」だと、右側に来る確率が高い。「応用力が聞かない」というのも右側に来る。
しかし、その考え方について考えてみる。
考え方というのは何だ?
「意外とオカタイのね。」という見た目派手な人が真ん中に来たりする。
「こんな人だったのね。」という見た目おばさまが若いプロットに来たりする。
情報に敏感だからといって、若いとは限らない。
なんだろう、まだ言葉にできない「ずれ」がある。
情報感度の差、だけが問題なのではない。情報を得たときにどうするかも問題だ。
昔、失恋したときに「大人になるというのは、コワイということを知ることである」と(自分の中での)名言を作ったことがあった。「怖い」⇒次に踏み込むことをしなくなる。(でも、恋愛には学習能力がない。ということも知った(笑)
「怖い」ということを知ることも老化の一因だ。それが経験として考え方に蓄積されていく。
情報の応用、という観点では、脳内で分類がきっちりと分かれていて年齢を経ると共に引き出し(分類)の行き来が遅くなるから、と思ったらきちんとした人が別に老けているわけじゃない。でも、きちんとしてない人(要は「子どもみたい」と言われる人)は比較的老けるのが遅い。
前出席したほかの勉強会は、とにかく年齢が幅広いのだが、先日新しい話が出たときに、反応が面白かった。後ろから見ていて、右側が若い組、左側が、(若いけど)ちょっと上の年齢組、となると、反応のポイントが違うのだ。
もしかしたら、「考え方が若いですね」というのは
「若い人が中心」の考え方をしているのではないか、と思ったりもしてみる。
「あなたの考え方は若い(人に好かれる要因があります)ね」ということにも繋がるのではないか。
恋愛ですべてを計るのは無理があるが、恋愛は「本能」なので、「若さ」の指標にする価値はある。
しかし、昨日は「シニア」の講師が「シニアとは65歳からだ!」と仰っていたの同意!
私もそう思います。対外的には55歳から、といっていても。55歳なんて若すぎますって。
と、書いて解った
中心点が「シニア」なのか、「自分」なのかで、「シニア」の言葉の定義が変わるんですね。
自分が中心で、シニアビジネスを仕掛けようというときは、55歳はシニアになるし、65歳くらいの人をたくさん知っていると「若い」となる。なんでこんな当たり前のことをいまさら再認識しているんだろう?
さらに、若者から見たシニアイメージは、学生から見た社会人イメージに似ている。「解ってない」!