「青春」はいつ?

今、私の好奇心の元に(笑)シニア層の「古きよき時代」はいつなのか、ということを調べている。
どうやっているかというと、アンケート調査なんて事はしてません。
お教室に流行歌などが書かれた年表を張っておいて、どの歌の話で一番盛り上がるか見てみる。
で、その方の年齢からその流行歌の年を引き、
「なるほどー。」となるわけである。
別に、何に役立つわけではない、私の好奇心である。そういうことができる場所だからありがたい。
しかし、うちの学生スタッフに「いやぁ、涙のリクエスト、歌ったよー。ガールスカウトでみんなでお揃いのネクタイつけてたよ」と言ったら「あ、その年私生まれました!」とかって言われてかなり落ち込んだり(笑)
私の大好きな「巨人、大鵬、卵焼き」なんてシニア層とは盛り上がるが若い世代とは盛り上がらない。(当たり前。)「りんごの唄」といったら、椎名林檎ではないですよ。「赤い林檎に唇よせて」ですよ。(笑)ああ、またこれで年齢詐称疑惑が。


当たり前すぎて恐縮ですが(最近、本当に当たり前のことしか書いてないんじゃないかと筆(キー)が進まないのです・・・。)
一番盛り上がるのは中学時代の話ですね。
多感な時期、というか、その頃に歌った歌、ラジオから流れてくる歌(当時はラジオも時間制限あり)、テレビもどの家にあるわけでもないのでその頃の流行歌はすごく懐かしい、思い入れがある、その歌を思い出しただけでうきうきする、そんな感じみたいですね。普段はシニア層と一くくりにされる人たちも流行歌の話をしているときちんと年齢の分け隔てはある、ということをつくづく感じます。
年齢、考え方、そして高度成長期をどう過ごしたか。
そして今別件で行っている調査と併せてみると、どの層に対してどの商品をアプローチさせていくか、ということは自ずと浮かび上がり、それはデータだけでは見えない姿だなぁと思うわけです。「シニア」と一くくりにしない。そんな当たり前だと思っている事を、まだ「シニア層に向けて」などと大雑把に括っているのを見るとなんか、悲しい。