毎日、どこにいこうかな。
不景気のためか、再就職できない人も多い。
「毎日いくところがないから」働きたいという方も一定層いて、理想は「週3日、満員電車じゃない距離でのんびり、指図されず、競争もなく」という職場が「ビバ仕事」の環境のようだ。
もちろん、生活のために働かなくちゃいけない人や、若者を指導することに人生を賭けている人もいるから、色々なタイプはいるが、上記のような人もいる。
その、上記のような人が再就職できない。もしくは、若い人に道を譲るために就職しない、という道をとる人もいる。
(心の中はどうか解らないけどね)
再就職できないと、うちの教室に通う人も増える。
再就職のために通う人もいれば、行く場所のひとつとして通う人もいる。
そして、GWである。
「おたくは、働いている人は若いから、ゴールデンウィークは働きたくないよねえ」という電話がかかる。
「働きたくない、働きたいではなく、すみません、暦通りに祝日はお休みなんです」と答える。
「あーあ、GW、僕はどこにいけばいいんですか」と電話がかかる。
「そうですね、近くの公園などいかがでしょうか」と答える。
「GWはどう過ごしたらいいんでしょうね」と電話がかかる。
「うーん、復習するいい機会かもしれませんよ」と答える。
毎日が、コントのようなものである。
Mさんは、毎日通う会員さんだったが、先月、回数を落とした。
そうしたら、奥様に言われたそうな。
「あなた、今日も家にいるの?」
そしてMさんは再度ほぼ毎日うちに通い、近くの新人さんに「ちがうよ、それはここを押すんだよ」と指導している。(ありがたいですね。御月謝いただいているのに)
先日、某温泉街で車の中で一緒になった二人組みのおじさま。
どうも大学時代の同窓生らしい。
話の感じ、70歳くらいだ。耳がダンボになる。
「オレは、まだ現役なんだよ」
「すごいねえ」
「でもさ、そろそろ色々考えなくちゃいけないからね」
「そうだよねえ、体もガタが来るしね」
「そうそう、心肥大らしくてね」
「そういえば○○は死んだんだってね」
「そうか、●×は死んだって話を聞いていたがね。もしかしたらオレも数年かも。
ところでさ、仕事やめた後ってどういう生活してるんだ?
オレは、今回の会合で、みんなが毎日どうやって過ごしているか教えてもらおうと思ってきたんだ
仕事やめてボケるのはいやだから
毎日、何をして過ごしているのか、興味があるんだ。」
そんな話を大きな声でしていた。
そう、人は「自由」を操るのはとても難しい。
かくいう私も、高校を辞めたとき、「うぉー。自由な時間!」と思ったものの、自由というのはあまりにもあると、反対に困ってしまうものなんだ、ということを悟った。
定年退職後、何をすればいいのか。
することってたくさんあるんだろうけど、
低額に、日々やや刺激、というのがシニア層の、これからのビッグビジネスだなあと思う。
現場にいると、あと2年後のシニアビジネスが、商機なんじゃないかという気がしてくる。なんとなくだけど。
ではではみなさま、良いGWを!ジャイアンツウィークじゃないっすよ!ゴールデンウィークっすよ!ジャイアンツwでもない!