その言葉は、伝わっているの?

シニアシニアシニア、と毎日シニア周りのことをしていると
シニアの癖がうつる。
例えば、カタカナが弱いとか、機械に弱いとか。
新しいものに挑戦する気は沢山あるのに、躊躇しちゃうとか
無理やり自分の経験に結びつけちゃうとか
シニア癖を堪能している。それは職業病である。
そんななか、今、自分自身は健康を目指してがんばっているのですが(大体、目標がずれている気がしますが、気にしません)その際に友人から一言。「今はデトックスでしょ。」
は?デドックスって出毒ス?
「知らないの?今、結構流行っているのにな。」
よくよく聞くと岩盤浴とか、ゲルマニウム温浴とか、ホットヨガとかのことらしい。
ホットヨガは知っている。岩盤浴はまだ挑戦していない。ゲルマニウム温浴は結構好き。
それでも、デトックスという言葉を知らなかった。
悔しかったので、今日、15人くらいに聞いた。
「デトックスって知ってます?」
「知らないわねー。なにそれ」
「毒素を出すんですって。老廃物とかと一緒に。」
「へー。そんなのあるんだー。」
私にとってはそのデトックスはロハスと同じような類である。
なんだか耳にしたり、目にしたりするけど、心にとどまることはない。
あまりにも抽象的過ぎて解らない。


そんななか、今日、アンチエイジングの話になった。
某Tさんは、アンチエイジングばりばりで、クリームもえらい高いモノをつかっている。
私の半年分くらいの化粧品の金額である。
他のTさんは、それなりにアンチエイジングをしている。Q10とか、QuestionNo.10などと、そういう落ちはつけない。落ち着いて、にっこりしながら「Q10って飲んだほうがきくらしいわよ」と、さりげなく豆知識を教えてくれる。
その間に、アンチエイジングのウェブを見た。
すると後者のTさん、「アンチェインジングってなに?」
○アンチエイジ ング
×アン チェインジング
なんだか解る。その「アンチエイジング」を解っていないのは後者のTさんだけだ。(3人中)
「アンチエイジングですよ-」
「ん?アンチェインジング、って何かしら」
「アンチエイジングはご存知ですか?」
「んー、聞いたことがあるかな。」
具体的な名称ならすぐに飛びつく。超えん財務、あ、違う、コエンザイム、あとは、なんでしたっけ、コラーゲン、ヒスタミン酸、ヒアルロン酸、ビタミンB1にB2?色々あるわけですよ。私はよく解らないですけど。
だけど、アンチエイジング、というものを目にしない。
アンチエイジングなら「若返り」のほうが解りやすい。
そういうものではないかしら。
言葉は、相手に通じなくては。
その言葉の目的は、言葉遊びではなく、相手に、何ができるかを伝えること。
#今、脱不健康目指してがんばってます。どこぞのブログでお目にかかるかもしれません。(笑)