視野狭し となりは何をする人ぞ

今日は久しぶりの団体講習である。
ということで、「無料団体講習」、本日の御題は「ポータルサイト」
「色々なポータルサイトを見てみましょう」
皆さんに点数をつけていただいて、尚且つスタッフによる点数と合わせて今週末くらいにはウェブ上で発表できると思います。お楽しみに・・・。
さて、久しぶりに団体で、インターネットをしている姿を見た。
今日集まったのは60歳代後半~70歳代前半の方が中心。
かなり使っている方はプルダウンなどは問題なく操作できるが、あまり使っていない方にはプルダウンは難しい。
さらに、皆さんの共通点。
例えば「ウェブサイトの○○という文字を探してみてくださいー」という会話をしたとする。
すると、上部から読み上げていく。「ぶつぶつ、これじゃない。ぶつぶつ。これじゃない」
例えば「路線をクリックしましょう~」と聞いたときに「うーん、どこだどこだ・・・」
彼らの首の動きや目の動きを見ていると、それはまるで、手のひらを丸めて筒にして、覗いているような状況だ。
周りが全く見えない。
なので、例えば間違えてスクロールしすぎて画面の一番下に言ってしまったとしよう。
すると、すこし戻すことはできるのだが、一番下にあった回答を「あ、コレが見たかったのね、私。」と勝手に納得してしまう。
「随分情報が少ないのね。」
「あー、っと、えーっと、もっと上にもありますけど・・・」
是非、手を筒にして画面を見ていただきたい。
正解があった、と思ったら、そこで手が止まる。
よし、それ以上は目に入れる必要はないと勝手に思い込む。
そんな感じが、シルバー層のウェブ操作なんだと思っていただきたい。
あとは、背景に色が着いていて、普通の文字で書いてあるものは、大抵読み過ごされている。
読みすごす、ということはその部分を完璧に抜かしているのだ。
そのせいで誤作動が起きる。
背景と文字とのコントラストが弱いのであれば、文字は太字にしたほうがよい。でなければ読まれないと思ったほうがいい。
今日は色々と学ぶことができる日でした。