できるひと?

数年ぶりにFさん(62歳女性)がいらした。
「マミコさんお久しぶり♪」
#すごいマニアネタで申し訳ないですが、レッドソックスの岡島がジャイアンツのルーキーだったころ、月刊ジャイアンツという雑誌にソケット君、という漫画が掲載されており、その漫画に出てくる岡島の後ろに飛んでいる花を持っているような女性である。Fさんは。って、絶対誰もわからないようなネタを・・・(長い前置き)
良く聞くと、Fさん、ブログにアドセンスを載せたいという。
「じゃあ次いらしたときにアドセンスとブログのID,PWは必ず忘れずに持ってきてくださいね。」
そして、先日Fさんがまたいらした。
「持ってきたわよ~」
いろいろ話を伺うと、FさんはSeesaaでもはてなでもBloggerでもブログを開いているという。それぞれ違う内容で。
で、いろいろ検索してどうやったらお小遣い稼ぎができるのかとか、人気コンテンツになるのかを調べている様子。
いつの間にやら格段と「できるひと」になっていた。
さて、ではアドセンスのタグをいれこみましょう。という話をしたら
「パスワードとかはここにいれてきたから」とドラえもんよろしくUSBメモリを取り出した。
いやあな予感。
USBをあけて入っているのは、予想通りショートカット。
「だって、うちのパソコンはこれだけで十分なの」
うん。うん。そうだ。そうに違いない。だがしかし。
「えーと、IDとパスワード、メモとかしてきてないですか?」
メモを取り出すFさん。いろいろ試す。試すが入らない。
私が持っていたアドセンスのページを急いで開く。これで演習だけして、家に帰って自分でやっていただくしかない。
一通り説明する。そしてなんどか練習する。(偶然にも?seesaaで私もブログを持っていたので・・・)
「うーん、なんだかわかったような、わからないような・・・」
「ところでね、」と続く
「アドセンス申し込んだんだけどエラーが出るのよね。これなんだけど」
またドラえもんのように取り出したUSBメモリの中に、エラー画面の保存されたものが入っている!
要は、アカウントが開かれてませんよ~的なものであった。
「意味が解らないのよね」
(なんでだ?さっきまであんなに難しい事をやってのけて、はてなとか、seesaaとか開こうというのに、これはエラーメッセージをクリックすればいいだけじゃないか。)
「あとね、チャネルっていうのが解らなくて、まったく前に進めないの。」
ん?Fさんは相当できる人のはず。。。ではない?
「いろいろ調べたんだけどね」
調べることができるというのは一種の才能である。女性はほとんど人に聞こうとするから。
しかし、調べてそれの意味や、エラーメッセージの内容にたどり着けない・・・
よくよくみると、確かにカタカナ比率が多い。どうも自分に関係なさそうなところのカタカナは読み飛ばしている様子。
それも、本当は関係ないんじゃなくて、関係ないと思い込んでいる部分・・・
若い方なら、なんとかできそうなものが、シニア層になると、これだけ使いこなしていそうなFさんですら、さまざまなカタカナやいろいろな要因で止まってしまう。
Fさんと話しながら、さまざまな事を考えさせられた。