「とりあえず時代が高齢化社会だから」なんて、計画性のないことは・・・

ご利用は計画的に。
って、久しぶりにテレビを見たら連呼されていた。
ご利用は計画的に。「よーくかんがえよ♪」も流行語大賞にノミネートされるくらいだし。
どれだけ「計画的」ではないことが世の中には多いかということが解る世相かもしれませんね。(私も個人的に計画性が非常にないのですけど・・・・)


「とりあえず、シニア・シルバーが増えるし、可処分所得も高いし、色々遊んでいるし、時代だから。だから、うちもシニア・シルバー層を狙いたいんです」
なんて相談を受ける。
確かに、上司を説得するには、データのほうが解りやすいと思う。
しかし、そのデータには「生の声」感が入っていないため、途中で見せられた仮説・計画の流れを見ると愕然とする事が多い。オーマイガッ。
シニアって、化石だと思っていません?
2年前のシニアと今のシニアは違うし
50歳と60歳もぜーんぜん違う。
20歳と25歳は違うし(心の中は同じでも)、60歳と70歳も違う。(見た目は同じでも)
可処分所得の高い人、お金はあるけど使わない人、お金はそんなにないけど使い方が上手な人。
若者も一緒ですが、シニア・シルバーになるとどうして皆さんそんなに一くくりにしたがるのでしょう?
そして、データだけをもってきて
「こういう仮説なんです」
とりあえず、シニア層を狙います。っていうのやめませんか?
どんなシニア層を狙うかってきちんと認識し、その人たちがどのように遊ぶか、どのような会話をしているのか、すこし参与観察っぽいことをしてみませんか?
そして、その中で「シニア層を狙う事が有益である」ということが解るのであればシニア層ターゲットにしませんか?