私が悪いって言うの?
ここ数週間、げっそりである。
たぶん、今週が山場であろう「年賀状祭」
1日50人近くが「年賀状~」といらっしゃるのだから、(それも、10人くらいはこのシーズンしか来ない方)それはそれは大変である。(ちなみに、今はちょっと逃げてきた。)
どんなものを作ったか は覚えている。
それに至るまでに、何をしたかはきれいすっぱり忘れている。
「なにかしたらどうにかなったのよね」って。
85歳のAさん(女性)は私の過去の恋愛話とか、そういうくだらない話は数年前の話でも完璧に覚えているのに、マイピクチャーを出すのにどうするのか、いまいち思い出してもらえない。(しかし、良く覚えているなあ、自分でも忘れそうな話だったのに・・・)
そんな中76歳Kさん(女性)
なぜこの混んでいるシーズンに全然関係ない質問でいらしたのかはちょっとわからないが、自宅でインターネットをしていると変なのが出るという。
「変なのよ」
と譲らないKさん。
「変じゃ解りません。もう少し詳しく・・・」
「だって解らないのよ!」とちょっと切れるKさん。あたしだって切れたい。周りではシニア・シルバー層がじっとこっちを見ている。(私のところに早く来い!)という目である。
「携帯に撮ってきたのよ!」とおもむろにケータイを取り出し、写真を見せるKさん。
でも、画面が小さいせいか、なにが悪いのか解らない。何が変なのか分からない。
埒が明かず、こちらも血圧が上がる。
「すみません、Kさん、もしかしたら触っていたら同じ現象が出るかもしれませんので、ちょっと触っていてください」
そして、数分後
「変なのでた!」
画面を覗く私。
・・・・右クリックしちゃった時のショートカットメニューじゃん。
変じゃないし。ぜーんぜん変じゃないし。
「Kさん、マウス握る時にちょっと力強く触ってしまったみたいですね。」
そしたらKさん
「やってません。」
・・・・・。いや、やってなきゃでないんだって
「絶対にやってません。私が悪いって言うんですか?」
「・・・じゃあ、誰が悪いって言うんですか?誰も悪くないのです。誰にも罪はないのです。ただ、中指が無意識にボタンを押してしまっているだけなのです。」
「ふーん。」明らかに納得してない感じだが、こちらも心の余裕がない。
ほんとうに、こんな感じが朝から続いたら、眉間にしわが寄りすぎて、顔面筋肉痛になってしまいそうです。
最近、とある本を読んで、そこの記憶のくだりがものすごく共感できたので、いずれ書きます。最近ストレス発散が活字漬け。。。