学びと恋愛はアンチエイジングの特効薬

パソコン教室を始めたときから、人はなぜ学ぶのか。ということについて、いつも疑問に思っていた。
幸いなことに、中学校に教えに行ったり、学校の先生ネットワークに入れていただいたりと色々質問をさせていただく機会があり、ことある度にいろいろな人に質問をした。
新しいことを学ぶと新しい視点が増えるから
といいながら、パソコンを学んでいる最中に「難しい」「難しいことはしたくない」「プロになるわけじゃないし」というネガティブワードが並ぶこともある。「私は答えが知りたいのよ。」と、「学ぶ」という言葉とはちょっと違う「答えを知る」という行為を求められることもある。
(答えを知る、というのは結果論であり、その過程を知るのが学ぶ本質だと思っている。そういうわけだけには行かないのですが。)


疑問力を持つ。と中学校の先生にはいつも言われていた。
「どうして」と思うことが、新しい情報を仕入れるための鍵であると。
なのに、オトナになると、「どうして」よりも「結果」を重視しがちだなぁ。
確かに、学ぶ、ことにはなるかもしれないけど、「どうして」と思うのが学びの原点だとしたらちょっと違う。
答えを当てるのを楽しんでいるだけであって、過程とは関係ない。
と、もんもんとしていたのですが。
お稽古アンケートをとって、皆さんひとつ以上お稽古をされている方が大半であることをGW中に考えていたわけです。なぜ、人はお稽古をするのか、お稽古を通じて学びをするのかと。
学びは、刺激なんですね。
過程云々と難しく考えず、すべての新しいものが刺激的な毎日に変える。
「デジタルカメラを持つことによって、野の花がきれいなことに気づいてほしい」というのが当社のパソコン教室の根底にあるものですが(ウェブにも書いてます)、つまり、新しいことに接するというのが、学びであり、お稽古なんだなと再認識したわけです。
「刺激が少ないから」
と、シニアの方(特にシルバー層に入っていった方)が仰る、というのは非常にビジネスチャンスで、恋愛も学びも、刺激の一種だと考えたら面白いわけですよ。つまり、携帯電話に然り。昔、某キャリアに色気の携帯電話を提案したことがありましたが、刺激の携帯電話、と置き換えてもいいわけですね。
刺激があれば、若返りますし、とにかく、若くなる。
アンチエイジングの特効薬としての刺激の代表選手としての学び・恋愛。
ふむふむ。
学びは人間の根本的な欲求ですが、学びの奥にある刺激が本当はそうなのかもしれない。