「働く意義」

昨日近くのドトールに入って遅い昼食を取ろうとしたら5年前に入会し、2年前に卒業したHさん(66歳、女性)にお会いした。
「あら~~~~~~~相変わらず若々しくて」
というオトナの会話を一通り交わす。(笑)
そういえば、久しぶりに会って「あら、ずいぶん老けたわね」とズバリ言う人は5人くらいしか知らない。
色々お話を伺っていると(立ち話で30分!The井戸端会議!)どうも当社の近くで働いていらっしゃるそうだ。「本当はね、もう辞めたいのよ。でもね。


ほら、マミコさんもうちのダンナ知ってるでしょ。
だんなも家にいるから、家にいて一日中顔合わせるのがしんどくてねー。まぁ、ぼけたくもないし、お小遣いがもらえるなら週に3,4日くらい働いてもいいかなぁって思って」
ちなみに、おうちに御呼ばれしたことがあるのでご主人様とはお会いしている。ものすごく快活でオヤジギャグのレベルが私と同じ温度で楽しかった覚えがある。
今、(もちろん)多くはいえないのですが、定年退職前のかたがたの分析結果を見ながら、家族のことがあまり頭に入っていないなぁという雑感を感じた。
だから、理想と現実が違うのかもしれない。
実際に定年退職をして現実になり、再就職をするまで、もしかしたら家族に半年ぐらい目を向けて、コミュニケーションと言うものを実感し、「コレはイカン。」と。そうなるのではないかと。
65歳で定年せずに働いている人と55歳で働いている人はそれぞれ分類はあるにしても同じような回答を出す。だから、世代に有意差は出ない。しかし、62歳で再就職した人と55歳は大きく違う。95%の信頼度で有意差が出る。となると、私たちは、それは世代の差ではなく、生活の、ライフスタイルの差なんじゃないかと悩むわけです。何を悩むかと言うと、団塊世代は特別かもしれないといわれている中、もしかしたらもしかして、60歳になって定年退職したら定年退職したなりの意識になるのではないか云々。嗚呼。まるで恋をしている乙女の如く毎日毎日「定年退職・・・」と呟くものだから、恋もできないのである。(そういうオチ。)