シニア層のいいわけ消費

10月 18, 2017

シニア層は「言い訳消費」をする。
購入にも、買わないのにもいいわけが必要だ。
例えば、旅行。高額旅行をするのも「だって、もしかしたら人生でこんな旅行をするのは最後かも」
やすい旅行をするなら「だって私、たくさん旅行したいんだもん」
高いランチを食べるのは「だって、皆が食べてるんだもん」(だから会計は結構せせこましいです。)
高いランチを食べないのは「だって、今月オーバーしちゃいそうなんだもん」
色々な言い訳をつけてシニア層は消費をする。勿論、若者もいくつか理由をつけて消費をするわけだが、シニア層は買うのにも買わないのにもとにかく言い訳=理由付けが多い。勿論、あとからの理由付けもあるが、多くの場合は自分を納得させるために、自分の理性と戦うために言い訳を自分に言い聞かせてモノを購入する。
だから、シニア層は確かに理由付けをする購入をするので「すわっ、賢い消費者か」と思われがちであるが、実際その言い訳の内容を聞くと「仕事と私どっちが大事?」というような理論をぶっ飛ばしてしまっているものが大半である。しかし、多くの企業はまともに理由付けをするから、心に響かない。特に団塊世代はノリの良い世代である。彼らに「だって、○○なんだもんっ」と言わせないと、消費意欲は生まれない。あなたのために財布の紐はゆるくならない。
さて、そこで、突然考えた。なぜ皆は買わないのだろうか。買う理由はあとから理由付けを出来るが、買わない理由は買わない理由だからだ。そういうネガティブアプローチを考えるのが趣味なのである。(考えた言い訳)


買わない、モノを変えない理由には大きく3つ。
1)恐怖感、面倒くさい
新しいものを買ったら失敗するかも、使えないかも。変えて新しいものが使いこなせないかも。はっ。今の機械だって20%も使いこなしていないもの。(これ重要)
つまり、買った効果が解りやすい形で明示されていないもの、さらに、現段階で新しい機械を買っても今以上の効能を望めないもの(さらに今、使いこなせていないもの)については頑なに新しいものを拒む。
2)愛着、安心感
「だって、買ったとき、こんなに高かったのよ」「長年使っているとどんなに古くてもこれがいいわねえと思えてきちゃって」「新しいものにして新しい操作を覚えるより、古くてちょっと使いづらくても、使い慣れているほうが安心よね」「捨てたら可哀想じゃない」
購入したときに高かったもの、高性能だったものは一部の人は新しい機械ばかりを買い換えているが、多くの人はそのイメージに固執する。リフォームのリサーチをしていたときにそういう回答が帰ってきた。つまり、「新しいものは欲しいけど、今の慣れているものから離れるのは怖い」こういう人は突然高額消費をする傾向がある。突然欲しくなるのだ。本当は新しいものが解っているのに、イマイチ踏ん切りがつかない。
3)不満ではない、新しいものを必要としていない
「だって使えるんだモノ。」
これは壊れるまで待つしかない。ここの層は保有してかもす(醸す)。(いま「もやしもん」読んでます。笑)
あとは家族の反対とかもありますが、それは買わない言い訳の一つであり、本人が欲しいと思えば、そんなに財力がとてもないわけではない人たちですから、買ってしまうのです。買われないで、「彼らは本当は買わない」という言い訳は、企業側のいいわけであり、シニア層のイイワケをくんでいないだけであるとも言えましょう。
彼らが買わないイイワケを理解し、そして、それを排除する。買う理由は買わないイイワケに負けます。
ということで、本日は、シニア層が買わない理由でした。良い週末を。