加減が解らない。
おじさまがマウスをつかむ。
むずっと掴む。
そして、左ボタンを押しているつもりで、ぼすっと真中のホイールを押す。
マウスが丸くなる。
パニックを起こす。
真中のホイールを押しつづける。
おじさまがマウスを掴む。
ダブルクリックをするときに懇親の力をこめる。
ばちばちっ。それはライバル同士の女性の目線並に音がする気がする。
しかし、1回目のクリックと2回目のクリックの場所が違い、マウスの場所がずれ、他のものを開いてしまう。
でも、おじさまは、どうしてそれが開いたのか解らない。
シニア層に「加減」を通達するのはとても難しい。
「女性の手を握るように優しく♪」と伝えると、突然やさしくなるが、それは一瞬の事。すぐに「ばっちばち」に戻る。ちょっと結婚生活ってそんなもんかと、冷静になる一瞬(笑)
興奮してくると、ますますマウスが定まらない。
強く握りすぎてしまうのだ。
これは、面白いウェブであるほど、クリックできないという難点に結ぶ。
ボタンの大きさを大きくすれば少しは回避できる問題でもあり、「どうしようもないなー」という思いもある。
しかし、いずれにせよ「若者とマウスのボタン操作が違う」ということを意識しながら、ウェブサイトは作られるべきだと思う今日この頃。