「わかるよ」

「ああ、これは簡単だ、解るよ」
現在実施しているユーザビリティ調査/評価(自主)は団塊世代を中心としてテストをしている。
本当はもっとインターネット経験年数が短いほうが良かったのだが、みな総じて5年程度のインターネット歴だ。
60歳代後半の人に対するテストよりもやはり、といっていいのだろうか、皆さんスムーズに進んでくれる。
これが70歳代になると突然視野が狭くなるんだから、50歳代って若いなぁっとつくづく思う。
女性も男性もまだキャピキャピしている感じがする。
60歳代でもキャピキャピしているのだから、50歳代はキャッピキャピという感じである。
#40歳代のほうが疲れてる?
Sさんは58歳である。「僕はインターネットしているよ」と仰るので、全く問題ないだろうとウェブサイトを見ていただいた。
タスクを出す。
「こんなのすぐに解るよ。ここをクリックすればいいんだろ。」
すぐ解るよ。といいながら、タスクとはまったく別のことをしだす
あたりまえだが、違う結果が出る
「おっかしいなー」「もうやんなっちゃった」
!!!
終了後、先ほどクリックしたところが何が出ると予想したかを聞く。
「××がでるとおもってた。えー、もー、こういうホームページってさ、だめだよね、大体。」
わかったふり、に騙されてはいけない。
#しかし、今回は50代後半の方が多いのですが、「これからは高齢化社会だというのにこういうホームページはだめよね。」とか「高齢化社会に対応しているホームページね」という話をなさる。
自分がその中に含まれているのは仕方ないことらしく、そろそろ「シニアって言われたらいやだ」という固定概念をはずすときがきてるな、と感じました。
言われたくないけど、思ってる。そんな感じです。