ECサイトの買いやすさって?

10月 18, 2017

私を見たことがある方は解ると思うが、私は体がちょいと小さい。(それでも150センチ)
そのため、服を買うときは伊勢丹のストロベリーサイズだ。
本当は好きなブランドがあるのだが
その店は大きなサイズばかりで、小さいサイズが時折あるときは「掘り出し物」になる。
なので、私が伊勢丹に行ったときは
好きなブランドのお店→ストロベリーサイズ、となる。
好きなブランドのお店は、とても大好きなので、顔を覚えていていただいて、好きそうな商品があると(ちょっとサイズが大きくても)お薦めしていただける。これは無精者の私にとってはとてもありがたい。
好きな服のタイプが解っていて、その中でチビッコが着ても大丈夫そうな服をレコメンドしてくださる。
一転してストロベリーショップ。ここには小さいサイズだけが売られているので選ぶのは楽だ。
ロングスカートを買ってモップになっちゃうということもない。(ホントの話)
顔は覚えてもらっていないので、適当に見る。
マネキンを見て、これ、まあ、いいかな、という服の周りを見る。
そのあたりで店員さんがいらしてくださって
「こんなんどうですか」とレコメンドされる。
だが、私のことを知らないので、そのレコメンドはとても微妙。
どうやって断ろうかなあと悩む。
服を選んでいるときはとても楽しい。いろいろな商品を手に取って当てて、良ければ嬉しいし、新しい感じの服に出会えるととても嬉しい。そしてレジに持っていく。
ウェブではAISAS理論などがあるが、
「Attention」(注意が喚起され)
「Interest」(興味が生まれ)
「Search」(検索し)
「Action」(購買し)
「Share」(情報を共有する)

の、検索と購買の間に、ワクワク感がないなあとなんとなくモヤモヤしていた。
ECサイトのモヤモヤポイント。(モヤサマ好き)
検索してお店にたどり着いてから、商品を買いまわるときの楽しさ、そして楽しさだけじゃなくて探すストレスを無視できないな、と思った。
たとえば某お店で5000円以上送料無料と出されたら、送料無料にしたい。そこはせこく、いや、堅実に生きたいのだ。
で、あと500円とかいうときにその店で他に何か買えるかなーと探しているうちに、買い物の楽しさが探す苦痛に変わり、また今度でいいや、となる。こういうことが結構ある。ほかの店で同じような商品が売っていて、ほかにほしいものがあれば、そっちで買ってもいいかな、みたいな。そして、すぐに必要でないものは次の機会に回される。
今回、マタニティ通販サイトのユーザーテストをしていたのだが、欲しいものを見つけ出す楽しさと、あと少し買うときに「そうそう、これ欲しかったのよね」というレコメンドはこれからのECサイトの鍵になるな、と思った。
今回のユーザーテストではレコメンドの効果指標「興味度合」をクリック率、注視時間、そしてユーザーからの声を元にチェック。クリックされたもの=興味があるもの=楽しさを創出という観点からレポートにいたしました。
また、ストレスをなくす検索もユーザーからの声やヒューリスティック調査に基づきチェック。
その結果を本日発表いたしました!
使いやすさという基本項目だけでなく、「買いやすさ・買い物体験」の視点からまとめました!
商品数を多く扱っている店舗様、ぜひ、ご覧ください★
ECサイトの買いやすさ調査
ECサイトは、リアルとネットの境がつかなくなるくらいまで便利になると思っています。
その体験の部分、消費行動の部分にぜひご着目ください!