10歳の差
10歳の頃、15歳は大人だと思っていた。
誰もが当たり前だと感じていると思うが「10歳と20歳は違う。」
ついでながら、15歳の時は20歳も30歳も変わらなかった。
なのに、自分が20歳になった時は30歳はオトナだった。
今の私は40歳と50歳はぜーんぜん若さが違う、肌のハリが違う、と思っている。
でも、20歳の子に聞くと「大して変わらないでしょ。」となる。
60歳の人に聞く
「いやあ、70歳と80歳って大して変わらないし50歳と60歳って大して変わらないよ。60歳と70歳は大きく違うけど」
なんじゃそりゃ。
最近、昔からの付き合いのある方がこぞって80歳直前になり、たまに見ると「老けたなぁ・・・」と実感する。70歳台後半にして実感するでない!という話もありましょうが、実感する。
でも、傍目からみると70歳はまだ若いし、学ぶ意欲もチャンスもあるけど、80歳からはじめるのって、それ相応の覚悟が必要だ。本人にも、周りにも。
だから、70歳と80歳は大きく違う。70歳は刺激をまだ求めるが、80歳は安定を求める。あ、70歳でも求めるが80歳とは違う。あー、80歳でも求めている人はいるが・・・。
若い子が70歳と80歳を同じに扱うのをみて「うむむ、納得できない」と思う。
それって、40歳と50歳が同じに扱われてる感じ。
というよりも、女子大生から見たら30歳以上はみんな「おじさん」だし「おばさん」なのだ。
心は20歳の私ですら、中学生に「おばさん」と呼ばれる世知辛い世の中なのだ。私がおばさんだったら誰がおばあちゃんなんだ。ぷんぷん。
だからこそ、一くくりにしないで、シニア・シルバーと言う言葉でまとめないで、きちんと「市場」ばかりじゃなくて「市場を形成している人間」の傾向を見るべきなんだと思う。