飽食時代のインターネット
若い子が入会に来る
「パソコン使える事が就職の条件って言われたんですけど、それって何処までが使えるって言うのですか?」
「インターネットとか、メールとか、チャットとか、そういうのは全然わかるんですけど、後は良くわかんない」
シニアに然り
「インターネットは出来るわよ。メールもやってる。でも、パソコンはよく解からない」
先日も某企業の研修もどきしてまして、ついでに、その会社のサイトを見ながら色々説明してあげたら「このweb作っている業者はイマイチですね。次回は検討しましょう」等と言っているくせに
「すみません、お気に入りの中にうちのウェブサイトが入っていないのですがどうやったら見れるんですか」
うちの教室でやっていたので、その会社のウェブサイトが入っていないのは当然なのだ。うちが創っているわけでも診断しているわけでもないし。
そういうことって結構普通なのですよ。
「ネットは出来る」は全世代に多いけど、根本的に基礎を分かっていない。
だから、「若いのに!?」と言われてしまうような行動をしてしまう人がいる。
ネットにつなぎっぱなしは当たり前
テレホーダイとかいって、「よくわかんない、それって得意のオヤジギャグ?」(得意じゃないやい!)
昔、初めていんたあねっとにつないでたときは、「ぴーからぴーからぴー」なんてモデムの音がしていて、途中で切れちゃうんですよーなんてことをいっても、まーったく通じない。「すっごーい、パソコン使って長いんですね」で、終わりだ。(ちなみに、現在7年目、そんなに長くはない)
多分、火星人の話を聞いているような気分だろう。創造できない。インターネットに簡単に繋がっていないパソコンなんて、存在しているのもよく解からない、みたいな。
システム系の人といると、ネットが使えない若者なんて、と思ってしまいがちですが
事実は意外と多いです。キータッチは出来る、与えられた物の入力は出来る、でも、それ以外できないんですと言う人。実際他社からまわってくる書類を見るとあまりの作りの悪さに作り直してあげてしまうほどだ。
使えているふりが多い。
多くのシニアもそうだ。
今日いらしたかたは、インターネットで株をすでにしているのだが、アイコンの消し方が解からないとか、でも、株は○○証券が解かり易いとか、(「サービスなんて、売り買いの似たり寄ったりだから、5社使っているけどあそこが一番使い勝手いいわよ」)
解からないけど、使えてしまう。別にわからないウェブサイトは使わなければいいわけだし、パソコンがわからなくてもとにかく何となく使えるわけだし。(ちなみに、ネットできます、就職控えていてちょっとだけパソコン習っておこうと思って、と言う方が、保存もファイルもフォルダも知らずにパソコンを触っていたりとか。)
海に魚の切り身が泳いでいると思っている小学生がいると知って(まぁ、誇張もあるでしょうけど)びーっくりしたことがあったが、今のネットユーザーってそんな感じがする。飽食の時代の子供たち。飽食の時代のネットユーザーたち。
システム系(最近の人は違うかな?)は私がネットの最初は28.8Kだったのと言う話をすると「俺なんて、もっとすごい」「おれは5インチFD」「おれなんて」「おれなんて」と続くのですが
そういうのってもう既に古いんだなと思う。
「技術すごーい!」と言ってくれるユーザーより「できてあたりまえー。できないなんてありえなーい」「ってゆーか、難しい話する人きらーい」と言ってしまうユーザーが増えてしまった現在、システムやさんは少し考え方をイマドキになおしていくということもありだなぁと思った今日一日でした。
なんてことをね、amazonに孤軍奮闘しているお方を見て、なんだか思ったわけです。amazonがECサイトの王者、という私の中のイメージは、今の世代には通用しないのね。たのきんトリオより、今では・・・・・・・・。
ダレだ?V6か?タッキー&翼か・・・?(最近周りにジャニーズファンが増えてきたのは、自分が年齢を重ねたせいでしょうか)