【シニアウォッチ】最近のシニア市場雑感
今日は、とりとめもなく、だらだらと。(言い訳)
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団塊世代を中心としたシニアビジネスが注目されていたもの、ソコソコ前の話。
当時から「消費者として面白いのは65歳を過ぎたあたりから」という話をしていたのだが(これぞ究極の後だしじゃんけん的話題の振り方だ!(笑))今頃になって、団塊世代は消費の牽引者にならない、ブツクサ、という人がいる。
シニア層といえば、55歳くらいからをひとくくりにして総称する人もいる程だ。
それって、10歳と20歳を同じくくりで見ているようなものだ。
10歳と20歳は大きく違う。私なんて、その間に身長15センチも伸びたほどだ!
なので、そのアプローチは、はなから違う。
当然のことである。
シニアビジネスはもう駄目だ、という前に、そのアプローチが見当違いだったのではないかと確かめた方がいいとも、思う。(まあ、商売に王道はないから、これをやれば絶対OKってないけど。)
でも、シニア層ペルソナの作り方が妄想の中で作り上げちゃう人も多い。
シニア層は「生身」の人間なのに、多くの人が、永遠の少年少女のように、夢を語る人のようにシニア層をとらえていて、本当に驚く。そんな夢の少女のようなシニア層は、2次元の中にしかいない。たぶん。
非実在シニア。
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最近のシニア層の話とか、とりとめもなく。
ここの数年で雇用体系や景気の悪化により、いろいろな環境が変わってきている。
環境に合わせてシニア層も変わる。
この夏はとても暑かったので、シニア層の消費も激減した。弊社の運営する教室も、この夏はお客様が激減した。景気だけじゃない、天候にも左右される。
以下、最近の雑感。
相変わらず70歳前後がキーだと思っている。遊び倒す楽しい世代。
75歳になると体は思ったように動かなくなるし、怪我も多くなる。出来ないことが多くなる。
65歳は若いので、「シニア」なんて言葉にはあまり反応しない。反応するとしたらお得な時だけだ。この法則は、今も昔も変わらないと思う。
シニア女性は相変わらず元気だ。
ただ、お金の使い方が変わってきている。
高いもの=イイモノ、ではなくて、安いものを買いこなすことが若さの証拠だと思っている人が増えてきている気もする。
「若い」と思われていそうな層に所属したい、そこに属していると思われたい女性は未だ多い。
シニア男性は、昔から、人との距離をとるのに苦労をしているように見える。
どこに所属すべきなのか、所属を「安定」と考えるサラリーマン生活をしていた方にとって、所属していないというのは、こんなにも居心地が悪いものなのか、と思う。
最近「お小遣いの範囲内で」と仰る男性が増えた気がする。ささやかな楽しみ、お金を使って楽しいのは当然?だけど、使わない楽しみを開発する楽しさを見出した気もする。特に、60歳代前半。
ここのところの傾向だと、以前より「ボケる」事に対して拒否感を示す人が増えてきた気がする。前は「ボケ防止」というと「はっ。(空気凍る)」みたいな感じだったのだが、今は、ボケ防止、ということばが普通に出てくる。数独のおかげか。
相変わらず「めんどくさそう」と思う事には手を出さない。
これは、たぶん、中年も変わらないだろう。
こう書いてみると、根本はあまり変わっていない。
表層は変わっているが、行動の根源はあまり変わっていない気がしてきた。
秋になり、教室も人が増えてにぎやかになってきたので、時折シニアウォッチをお届けしたいと思う。
#そんなんで、有用していないカテゴリを一つ増やしてみた。