シニア市場と好奇心
シニア層には「やってみたいわねえ」という好奇心がある。夢がある。
シニア層は好奇心がいっぱいある。
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しかし、実際には、「いいわねえ」から行動に起こすまで、少々時間がかかる。
少々、というより、「いいわねえ」でとまる場合が多い。
#熱狂に対しての行動力はすごいのに。
いいわねえ、やってみたいわねえ、と、多くのシニア層が言う。
そして、「でも、きっと無理よ」と続くのだ。
「そんなことないですよ、やってみないと解らないですよ」と正論を私が言う。
「マミコさんは若いから。」「マミコさんはできるから。」
会話終了
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多くのシニアビジネスが、シニア層の「いいわねえ」に惑わされている。
それでシニア市場があると思い込む。
「多彩な趣味を持ち、アクティブなシニア層をターゲットとして君のハートにロックオン」みたいなプレゼンが繰り広げられる。(in my 脳内)
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シニア層の「きっと無理よ」という言葉の裏には
「やるのがめんどうくさい」→「できないかもしれない」→「きっとできないに違いない」→「だからやらなくてよい」
というすっぱい葡萄症候群があるような気がしてならない。
#こうやって、勝手に命名するのは本当に気持ちがいい事だ。
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大人になるという事は、怖いという事を知るといことだ、というのは自分の中でも気に入っている自分認定名言なのだが(他の人はあまり認めてくれない)シニア層は面白い!と飛びつけるスピードが遥かに遅い。
熱狂になれば早くなるのだが、「これ、超面白くない?」と、自らトレンドを作りだす感性は落ちてくる。もちろん早い人もいるが、多くの人の場合の話。
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私に言わせると、これは二つの原因があり、一つは年齢とともに衰えていくもの、もう一つは市場から与えられまくっているので、自ら発掘する勢いが減ってきているということがあると思う。
ということで、今日も私は、「できないわよ」ということばに「出来るかもしれませんぞ」とまるでムックのような言い方で、少し触らせてみる。
意外と出来る事って多いんだ。
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ただ、シニアビジネスに、これから参入しようかな、という方々は、シニア層のできないかも、という気持ちを理解してあげることが重要だと思う。
シニア層の口から発せられる「やりたいなあ」という言葉に惑わされずに、その先にあるやらない理由をきちんと明確にしたうえで商品を提案していくのが、これからのシニアビジネスに大切なんだと思うなりよ。(コロスケ風)