「現場」の声は届いてますか?

仕事柄、アクティブシニア・シルバー関係の話が多いのです。
で、口をそろえて皆様が仰るのが
「データでは」「元気で」「お金があって」「時間があって」
確かに、データだけ見ればそうです。
でも、シニア・シルバーの現場の声ってきちんと活かしてます?


幸い、私自身はストレスが溜まりにくい性格ですが(溜まってもはいているし)
シニア・シルバー層に対する仕事は、思っている以上に根性が必要という事を、きちんと認識していただきたい。
1時間程度お話しするのは普通の人でもできますが、シニアに対してサービスをするというのは、ある程度熟練者じゃないと、もしくはそういう教育を受けていないときついです。
「年をとると頑固になるからね☆」とお兄様が笑う。
そう、その「頑固さ」にも対応していくのが必要。
はっきりいって、そんなこと、データやちょっとのグループインタビューじゃでないです。
そんな、2時間程度の話で、人間の影の部分なんて、まず隠されますよね?
明るい、建設的な意見は出ても、人間経験をつめば勿論「影」の部分が出てくる。私たちも、その影の部分に触れるのは教室をしだして1年経った頃でした。
でも、影の部分をきちんと認識したおかげで、シニア層の心の流れが掴めるようになった。
見せ掛けのデータ、こぎれいにまとめられたデータに惑わされない。
そして、現場の人に教育無しで「シニアに優しく!!!」なんていわない。
「こんな人に教えるなんて大変だよね」と、ご本人方が仰るのですから
正直言って、教育無しで「シニア向けサービス展開っ!」って言ったら
現場がつらいのは目に見えています。(私の飲み友達の65歳の方なんて、
「同年代と話すのは辛い」と仰いますからね。(飲み友達だけでなく、たくさんのシニアの人たちが仰います。「同年代は嫌いだ」と。ちなみに、それを言い始めたら老化現象の始まりですぞ!!)
現場の部分の接点を考えながら、シニアビジネスを展開してください。