シニア層とインターネット
シニア・シルバー層に対して「見た目よりも随分お若いですね」なんてセリフが毎日毎日毎日繰り返される。
「見た目」という定義が一律ではない以上、それは「お世辞」なのか「想像がもっとおじさん&おばさん」なのかは知る由もない。え?私の場合?「本音です。」
さて、シニア・シルバー層を対象とするとき、見た目と見栄にはだまされちゃだめですよ、データだって口頭だって、「見栄」がかなり入っています。
特に若くてかっこいい男の子&女の子なんて。たまにびっくりしますね、そんな生活いつやってたの!って(^^;
そんな中、「加齢」という話になると「最近のシニア層は若いんです」と誰もが教科書を読み上げるように仰います。ええ、私もそう思います。ただ、「若い」という感覚的な言葉に左右されて大事なものを見失ってはいけないなと思うのです。
私たちは、パソコン教室と言ういわば、頭の中を相手に商売をしております。
となると、教えている最中に「あー。若く見えるけど、このくらいのトシかな?」というのは大体想像がつきます。
「若く見えるのって損なのよ」と仲良しのTさん(74歳)が言う。
「私なんて60ちょっとにしか見えないでしょ、だから席も譲ってもらえないし、反対にこの間なんて席譲れっていわれちゃったのよ、あのじじー!!!」
しかし、そんな彼女も、教えていると70歳台であることが良く解る。見た目も若い、仰っていることも若い、でも、実際の思考回路はやはり、年相応。
50歳台に然り、50歳台前半の人と後半の人は違う。残念ながら。20歳前半と後半の頭のやわらかさも違うように。
世によく言われている「加齢」の問題を見ると主に体の機能と見た目が挙げられている。
どう若く見せるか、それがメイン。
もしくは「高齢者」問題では、体が思うように動かなくなった高齢者の方々がどうなっているか、などがメイン。
どうも「頭」の中が取り上げられていないように見える。
実は、この項目、シニア向けサイトを構築するのにはとても重要な部分なのです。
今から3年前、よりもっと前に、シニア層がインターネットを使えない原因として「心、技、体」の問題を挙げました。基本路線は変わっていませんが、ここで実はパワーアップをさせました。
しかし、前から変わらない「失敗に対する恐怖」という項目。
「間違えたらどうしよう」「ここを押しても何も出てこない気がする」これはあいも変わらずですね。。
そして新たに増設された「考えたくない」という項目。
最近、この項目を顕著に感じる。
考えたくない、答えが欲しい、
良いウェブとは考えさせないもの、直感的に判断できるもの。
なぜか、などはお会いしたときに♪
#また新しいお土産が出来ました♪