[雑感] シニアビジネスはますます
最近、シニアビジネスをものすごく難しく感じる。
昔のシニア層はもっと素直だった。
よろしくね、とお願いすれば「いいわよ」といくらでも協力してくださった。
今の団塊世代を中心とするシニア層は、何をするにも色々な理屈が必要だ。
そして、自分がかっこ悪くならないように、色々な言い訳をして物事をする。
とにかく、回り道が多い。
とあるアンケートに回答してもらう。
ちらりと見た「書いてること」と「普段言っていること」が全然違う。
僕はこうあるべきだと思うんだよと人が言う。しかし、やっていることとか、買ったものとか、その理由は全く違う。
プライドを傷つけないで、それでも(私は慣れているので)それなりの持ち上げ方をして、私の望む通りにご協力いただいたりするわけですが。(それでちょっと疲れていて、最近更新が滞っているのです)
サターンリターンという言葉があるらしいです。
29年に1回土星が巡ってきて、色々と変わるらしいです。
確かに以前より60歳前に消費行動や考え方が変わる瞬間があると言っておりましたし、50歳代後半は「汽水層」、それは海水と淡水の交わる場所として、そこにしか住めない特殊な生物として例を挙げ続けてきたわけですが。サターンリターンと、その「汽水」時期がちょうどマッチしていますね。若さと老いの中間点です。どちらかというと、そろそろ「死」を強く意識しだすときだともいえます。
かくいう私も、そろそろサターンリターンな年頃になりまして、今まで思いもつかなかったような年齢病にかかっています。友人が「30歳過ぎたら楽だよ」と言っていた意味が、良くわかってきました。多分、過ぎないとその「楽」は解らないですが、先人が色々教えてくださるので頑張れると言うか。(多分、29歳は老いを意識し始める年なのではないかと自分で思うのですが)
団塊世代がサターンリターンな時期に入ります。
彼ら、一筋縄ではいきません。
口で言っていることとやっていることは大きく変わります。
彼らの本音、きちんと把握していますか?飾らない声は掴んでいますか?
団塊世代が60歳前になって、ますますシニアビジネスが難しくなってきたなと思います・・・。
#前は、55,6歳(当時の団塊)って若い!と思っていたのですが、この2,3ヶ月、そこに陰りがきた気がしてなりません。私が年を取ったのかもしれませんし、彼らがそういうナニカに引っ張られているのに、引っ張られているのかも・・・今まで70歳の方たちでも何歳でも平気だったのですが、若さが老いを迎えるところに一緒に引っ張られている気がしてなりませぬ。ひゃぁ。