シニアと経験と仕事

最近、シニア層の経験を活かして云々企画的な
お仕事の相談がよく来る。
色々なシニア層のヒアリングを行っているが
その経験は本当に、活かせるものなのか?
スキルを活かすためには
・時代とのマッチ
・スキルの質
・人に伝えられる力
この3つが必要になってくる。
行政のボランティア登録とか
スキル登録にはたくさんの人が登録しているが
その質の担保はどうなのだろう。
弊社も求人を出すとたくさんの方にご応募いただけるが
自分のスキルをきちんとプレゼンできる人は
本当に少ない。
だから、「体験」は積んでいても、
「経験」としては積んでないんじゃないか、
多くの人は、「経験」と「体験」を混同してるんじゃないかと
思ってしまう。
責任感が少なくて
人と話せて
お小遣いがもらえる仕事
結局そこに誰もが落ち着いてしまう。
私は、再就職を希望(正社員、パート含め)しているシニア層には
今だからこそ、自己分析とか必要なんじゃないかと思う。
どういう老後にするのか、
老後設計についてきちんと考えて
そのために、タスクを出して
動き出す。
これを定年退職後にすぐにしなくては
明日に先延ばししていると、だんだんできなくなってしまう。
定年退職前に
本当はそういう「老活」的な教育が
必要なんだなー。
「今のシニアは若いから」で
色々な見えにくい「老化」に
ぎゅーっと目をつぶっているように見えるので
そこも含めて、この年末中にいろいろ考えなくてはいけないなと思う。