目に映ってます?

某ウェブサイトをチェックに。
しばりがおおいウェブサイトなので、直せる部分が限られている。
シニア向けのサイトではなく、通常のサイト(30,40歳代が多い)ところで、ユーザビリティを改善させるとどこまでサイトはよくなるか、という実験なのだ。
実験結果はこちらでもお知らせしていきたいと思いますが
買い物のフローなどはどうやっても動かせない。となると、いくつかのシナリオを用意して、シニアパターンをそれに組み込む、という方式をとる。
トップページも多少直す、文言を追加するだけでシニア向けになる。
「この言葉はちょっとシニアには受けないですねぇ」
「でも、30代には受けるんですよ」
「ってことは、こういう言葉にすればシニアにも30代にも受けますね。」
「なるほどー!」


世の中の比較的多くの人は、シニア向けにしたら若いユーザーにそっぽを向かれてしまうのではないかと心配する。もちろん、超ファッショナブル(ってことば、すっごい久しぶりに使いましたけど)なページが突然シニア仕様になったらまずい。
そこで買うシニアも「若さ」を買っているのだから。(かといって、小さい文字では買わないんですけど)
文字も大きければいいってモノじゃない。
うちの保有している指針にのっとって、この点とこの点を変えましょう、とアドバイス。
「なるほどー。そんな当たり前のこと、そういえば、そうですよね」と仰っていただける。
そんなもんだ。
ちょっと画像の場所、文字を変えるだけで
人の目に映るか映らないか変わる。
映ってから「好き・嫌い」はまた別の問題。
目に映らないと。
人間って不思議な生き物で、気になるものしか目に入らないし、気になることしか耳に入らない。
都合の悪いものは全く見えない。
「かわいー」といったら、街中で多くの人が振り返るし
「すずきさん!」と渋谷の雑踏で言うと、7人くらい振り返る(実際やった)
きっと、鈴木さんと、鈴木さんが気になっている人しかこちらを振り向かないし
鈴木さんに興味がない人にとってはただの雑音になる。
つまり、それが目に映っているかどうか。
目に映ってますか?あなたのウェブサイトは。