資料請求ってどうするのさ。
ウェブには、何らかの情報を探しに来る。
これに対して異論がある人は余りいないのではないかと思います。
私はだらだらとウェブを見る人ですが、(だらだらとウェブを見て、だらだらと買い物をする)
シニア・シルバー層にウェブを使わせると、目的を持ってウェブを見ていらっしゃる方は多い。
ユーザーテストをするときにその業界に、サービスに興味があるかどうかを併せて聞いているのだが、「すっごい興味があるけど、そこのサイトを見るという感覚がなかった!そうだよね、インターネットって何でも調べられるんだもんね」
とおっしゃる。
そんな中で以下の記事
サイト訪問者は常に自問している、「本当にここで購入してもいいか?」
最近ネットで買う人が増えているのですが「本当にここでおいしいの?」とよく聞かれます。
確かに、買ったあとに「あんなにおいしそうに書いてあって、本当はおいしくないよー」という店もあり。
ただ、それは買った後での判断の話で、最初買っていただくために、ウェブだけで信頼感をつけなくてはいけない。
今回ユーザーテストの対象としている信託銀行やリフォームは、まず「資料請求」したいというニーズが高い。
しかし。
資料請求の完成率(つまり、あとは文字だけ入力すればOK!というところまで)行きついたのは半分程度、あとは「これって資料請求ってどうやってやるの?」とギブアップをしてしまう人が多い。
「店に行かなくても資料がもらえる」というネットでの利便性は、今のほとんどのウェブサイトでは解決事項となっていない。ウェブのほうが面倒くさい。店に行ったほうが(営業マンさんにつかまるのは面倒くさいけど)資料をもらうだけだったらはるかにらくだよね。となってしまう。
現在ユーザーテストの画面起こしをしていて(画面の操作からどこが突っかかるのか、どこを理解していないのか、どこが目に入っていないのか、反対にどこが解りやすかったか)おもしろいくらい顕著にでてくる。
本人は目的の資料を請求していると思っているが、実は全然違ったり(個人の口座開設なのに法人の口座開設の資料請求をしていたり)「資料請求ってどうするのさ」というところが多い。
よく弊社には営業の電話がかかってくるのですが
先日、SEO業者様から営業の電話がありました。
SEOの話題に移るまで5分、SEOの説明に5分(電話聞きながら他のことやってましたけど)、で、結局なぁに?と思ったら「SEO対策をしませんか」という営業だった。資料請求ができないウェブサイトってそんな感じ。
資料請求がうまく行かないってことは、
本当にここに問い合わせしてみていいんだろうか?
ということにつながりかねない。