シニア層と脱PC
私には1日以上PCをあけないということが我慢できない。
お酒は1日我慢できてもPCは我慢できない。
一方、我が姉は同じ姉妹かと思うくらいPC音痴である。
一時期、弊社の教室に恥ずかしながら通わせたくらい、まったく何もできない。
通わせた後も何も使っていないらしい。「この間小学校のPTA?の議事録を打った」と自慢げにいっていたので、たぶん、その程度だろう。「ママはゲームくらいしかしないよね!」は甥の談。
ちなみに、私はPC以外の機械はほとんど使えない上に方向音痴であり、車も乗っていない。姉はビデオや携帯を使いこなしている上に、方向音痴ではなく、車庫入れがうまい。だから、別にPCが使えるからといって私は姉に対していばれないのだが。
最近知ったが、姉が携帯でMixiをやっているらしい。私も一応Mixiに入っているが、携帯で見たことはない。時代遅れなのかもしれない。(ちなみに、妹もMixiをしているが、お互いはマイミクにしていない。嫌だそうだ。)
さて、そんななか、こんな記事を発見。
ましてや、Amazonのようなプラットフォームと関係ないようなプレイヤーさえ、Kindleという電子デバイスを作り、最終的にはインターネットを介さないコンテンツ配信をにらんでいる。主要プレイヤーみんなが、PCとインターネットという檻から外に脱出しようとしている。
みんながパソコンから逃げ出してる
先日デジカメ講習を行ってショックだったこと。
私たち古い人間はデジカメ→PCで加工(もしくはそのまま)→印刷 となる。
ところが、とあるシニアが、一通りデジカメの使い方を習い、それではパソコンに取り込みましょう、という話になった時に「ねえ、なんで私はデジカメを習いに来たのにパソコンへの取り込みをしなくちゃいけないの?デジカメはそのまま印刷すればいいじゃない。テレビに映せばいいじゃない。どうしてパソコンを使わなくちゃいけないの?」と仰った。確かにそうだ。(でも、そうしたら「パソコン教室」の主宰するデジカメ教室に来たのはなぜ?だけど・・・でも、デジカメ教室、といったらそう思ってしまうのか。頭が固くなってきている。)
脱PCが続く。
「パソコンでメールは楽しいですよ」と新しく来た生徒さんに言ってみる。
その生徒さんがこちらを見て「どうしてパソコンでメールしなくちゃいけないの?メールなら携帯で十分じゃない。だって、周りは皆携帯よ。」
「パソコンのほうが画面が大きいですよ?」と、断然パソコン派の、古い私が言う。
「でも、パソコンって相手もパソコンじゃなくちゃダメよね?」新しい、初心者が言う。
「そんなことはないですよ。パソコンだとたくさん写真も送れるし。」と、写真なんてめったに送らない私が言う。
「だって、パソコンは毎日持ち歩いているわけじゃないし」と、彼女が言う。確かに。
「携帯はその場で見れるでしょ。パソコンは開けなくちゃいけないでしょ?相手のパソコンに送っても相手が毎日パソコンを見ているわけじゃないでしょ?」
ぐぅ。
「インターネットって見てもよく解らないしね、いろいろ情報がありすぎて」別の女史が言う。
「(あぐあぐ)でも、探す楽しさが・・・」私が酸欠状態の金魚みたいな感じで返す。
「そんなに見ないしね。携帯で十分」
うぐっ。
PCは便利だ。なくてはならない。新しいPCなんて頬ずりしちゃいたいほどかわゆい。
だが、PCを楽しいと思えない人はどんどんケータイで代替を始めている。
PCが旧世代になることも、ならないことも、そう遠くない。
そういうわけで中国、インドに携帯ネットコンテンツが普及した時点で、世界レベルでネットの携帯方向へのシフトが始まるんじゃないかと思う。そんとき俺らはどうしようかと。現在インドの携帯はプリペイドの払いきりスタイルが主流だけど、既に農家や地方の人間は携帯電話を使う事で、仕事のスタイルが変化しだしているらしい。
ちなみに、わたしはインド好き(北のほうだけど)である。それも、町ではなく、村である。ど田舎。野良牛なんて普通。神聖なものと言うより野良牛なので、そんなもんだ。(はじめて言った時はその村に来た2人目の外人ということで近所の人が集まってきた。)
私が行っていた10年前はネットができるところなんて隣の町(マナリーとか、クルとか)にいかなくてはいけなかった。偶然出会ったインド人ファミリーの家に宿泊をしている私はTATA製(だったと思う)のバイク(無理やり4人乗り。)で隣町まで連れて行って貰っていたが、パソコンがあってもまともにインターネットができるところなんて殆どなかった。ほとんどがPCの前に out of service. と貼ってあるだけだった。
しかし、先日、友達からメールが来た。「パソコンを買ったのよ」
たぶん、携帯も買っただろう。友達の夫のDogra-jiは新しいものが好きだから。
ああ、どんどん変わっていく。私が知っていたところはもうないんだろう。でも、過去に固執したら老化をすすめるだけだなあと思いながら、時折インドの写真を取り出して懐かしんでいる。
URL入れ忘れていました。すみません、、、