シニア、という言葉は「お得」という意味?
5,6年前は「シニア」という言葉を使ってはいけない、というのが「シニア業界?の隠れた常識」だった。「永遠の輝き」ってどこのダイアモンド!?みたいな言葉を使ってばかりいた。
ここ数カ月、弊社では気軽に「シニア」だの「高齢者」だのの言葉をご本人に向かって発する(いやがらせではなく、コース名に入れたりしている)ようになった。
シニアコースの設定とか、シニア割引、とかである。
しかし、名称を新しくしただけなのだが、この名称によって、昔通っていた団塊世代~その上の方々が復活するようになった。
「私も立派なシニアよぉ」などと仰りながら。
どうも、世間一般のシニアが受け取る「シニア」という言葉には「お得」と「優しくしてもらえる(だって現役世代じゃないもん。歳とったんだもん)」という意味を勝手に含めている気がする。
「お宅はシニア割引があるってことは、シニア層に対して親切だってことなんだろ?」と電話をしてきた方もいらした。
#別にシニア層だけじゃなくて、一応、全員に親切を目指しているんですけどね。
時代とともに言葉が変わる。
今、シニア層と言えば65歳くらいからで、高齢層と言えば後期高齢者の75歳からだと、自分の中では思っているのだが、お得好きな60歳~65歳は「お得キーワード」のシニア、という言葉を比較的問題なく受け入れている。
#昔は55歳くらいからシニア層で65歳からが高齢層、と思っていたが、意識の変化から変化して55歳なんて「ヤング層」と思えるようになった。
相変わらず50歳代は「60歳代と一緒にしないで」と思っているだろう。
60歳代は70歳代と一緒にしないで、と思っていると思う。
たぶん、「シニア」という言葉の受け取られ方が進化したんだと思う。
シニアという言葉は、7年前は「おじいちゃん・おばあちゃん」だった。
5年くらい前は「シニア割引って年寄り割引ってことよね!」と仰っていた方も、自然に「シニア」という言葉を受けいられるようになっている。
それも「お得なのである」という方向に・・・
なので、「シニア会員」とか使う時は「安いんでしょ!だって、私シニアよ?」と思っているお客様が多いということも、心の片隅に留めておかなくちゃいけない。
なので、拙ブログの昔の記事は、「あくまでも昔」。今はどんどん変化しているので、昔の記事を見て「シニアとは!」と仰らない様ご注意くださいませ。現在のシニア層が気になる方はどうぞお気軽にお問合わせください!