「できる」の定義
4月になって、入会ラッシュだ。
最近入会されたNさん(59歳、女性)
「インターネットがしたい。メールがしたい」
と仰っていた。
「開くくらいはできるのよ」
「息子が教えてくれないの」
(私は息子が教えている人の話を聞くと感動する。なんていい息子さんなんだと。私の周りはほとんど息子が教えてくれない。「見ているとイライラするって言われるのよー!!!イライラするってわかんないんだからしょうがないじゃないねーっっっ」「えっらそうに、「触るな、壊れるから」っていうのよ。」「親切じゃないのよ、とにかく。」私もよくない娘として、その話を聞くと肩身が狭いのだが。)
「家でYahoo!BBに申し込んだのにトップページがメーカーのホームページなのよ」
「紙が送られてきたけど、書いてある意味が解からなくて、息子に聞いたら、さっさかやられてしまって、どうすればいいのか解からない」
「私の周りの友達はやっているけど、良く解かってないのよ」
「友達は、そんなにやっていない気がする」
気が焦るのか、とにかくNさんはせっかちなのだ。
クリックも待てない。
「開くくらいはできるのよ」とNさんは繰り返す。
「できる」の定義は非常に難しい。
私はヒンズー語を多少話す事が「できる」が、それは趣味のレベルであり、実用には程遠い。(その上、殆ど忘れているし)
「できる」と思っている人が「難しい」サイトに出会うと、それは非常に混乱のモトなのである。
まだ「できる」と言いながら「解からない」人は多い。その事実を間違えてはいけません。
その上、彼らは出来ないと思っていないので。