若者の60歳、本人の60歳

寒いですねー。
弊社、突然暖房が壊れまして、現在修理の方がいらしてくださっているのですが、かなり「お寒い」状況。
8階建てのビルでうちだけが暖房が壊れるなんてどういうこと!?と怒りで体を暑くしております・・・(苦笑)
普段は暖房があって当たり前のこと、ないと辛い。
色々なサービスもそう。当たり前のことが無いと辛いですが、当たり前のことはなくなるまで気づかない。
なんだか恋愛指南みたいですが(笑)
さて、年末より色々打ち合わせを方々でしているのですが、【団塊世代】【定年退職後】この辺がどうもごちゃごちゃになってしまい、ターゲットが絞りきれていないようです。特に、狙いたがっている「団塊世代」という世代は、現在お年頃真っ只中、昔から私が書いているように「第2思春期」(人によっては第10くらい?)なのです。
そこの気持ちをわからずに、本音と建前を解らずに狙うのはちょいと厳しい。


もし新宿区にお住まいなら区報のような学習広報誌があり、そこにうちの広告が掲載されているのですが、それはどうも定年退職直後の男性心をくすぐるらしく、いくつもパソコン教室の広告が出ていますが、今回はめちゃくちゃ反応が良い。ぱっと見、「中高年」「シニア」などという言葉は全く使っていない。そういうものなのです。
若者が思う「60歳」と実態の「60歳」には大きく差がある。
実はそれは53歳くらいまでかなりの差があり、53歳くらいの人に「60歳の」という話をするとものすごく他人事のように話す。これが57歳の人ならそういう反応はしない。
「うちの父、60歳なんです。そんな年寄りなんですけどパソコン学べますかね」と30代の男性から電話がかかる。うちのお教室では60歳は「若造」である。「でも、本当に年なんですよ」「年じゃありませんよ!」そんな不毛な会話が繰り広げられる。
年じゃない、と思っていても、「60歳」という響きが若者にとっては年っぽいのだ。
しかし、実際なってみるとそうでもない。
私が通っていた中学は教育実習生が年間に数十人来る学校だったのですが、そのころ来ていた先生方って21そこらの今なら「まだまだ青いなフフフン。」という人たち。しかし、中学生にとっては「おじさんー!」「おばさーん」なのだ。しかし、今の中学生も21歳になって友人が教育実習に行ったときに「ああ、若かったんだ」って思うことだろう。つまりそういうことなのですよ。
60歳が近い人は、自分の考えを全てとし、若者は、自分の意識を全てとする。
60歳近い青年は「年が近いから気持ちがわかる」という。ほんとかなー。と夜道をスキップしながら呟く。
私は若いが、若者の気持ちはしっかり分析していないから解らない。私の周りで分析しようなどそんな難しいことは出来ない。母集団が偏りすぎなのである。
若者は若者で「思う」シニアと「実際に触れる」シニアの差に混乱する。
その辺が「シニア層」とか「団塊世代」を見えなくさせているんじゃないかと、思うのである。
ちなみに、ここでの若者とは、50歳前半くらいまでさしてますから(笑)いや、心が20歳であれば全員若者か!