アクティブシニアって?
「いまどきのアクティブシニアはこの位の事は出来ますかね」と、聞かれた。
#多分、この・・・かね、というのは私の方言(微妙な山口弁)な気がします。実際はそんな風には聞かれてない気が。
「アクティブシニアを対象にしたいんですが、アクティブシニアはそれなりにパソコンとかも使ってるんですかね」
ふと考えた。
皆は、アクティブシニアは「活動的で元気で、それなりに消費行動もあって、好奇心も強い」と考えているんだろうなあと。
しかし、さらに考えた。
「活動が出来るようになったし、定年退職しても好々爺じゃなくなっているのは事実。」
昔は引退と言えば、隠居のようなもので、毎日盆栽相手だったり、時折部下から意見を求められて「わしゃあの」と自分の意見をさりげなく言って・・・・という感じだった気がする。
ところが、今では定年退職後がパラダイスである。
多分、これをアクティブシニア、という言い方をするんだろう。
セカンドライフ、というよりは「より自分らしい(?)生活を」「余暇を楽しむ人間らしい(?)生活を」。
この考えのもとに動くのがアクティブシニアなのだろう。
だがしかし、残念ながら行動のアクティブと頭のアクティブは違う。
アクティブシニアだから良く考えて比較をしながら行動をしたり、情報の裏を取ったりするか、と言われれば「否」。
#とはいえ、そんなことは大学生だってする人は少ないですが。
よく活動するアクティブシニアだからと言って、全員が頭までアクティブであるとは考えない方が良い。
どちらかというと知っていることの中で行動を起こそうとする。そう、幸せな日本。
つまり、
シニア向けのコンテンツを作る時に、その辺をきちんと考慮しておかないと、あまり見てもらえないということ。
シニア向けに販促活動をする時に、その辺の事も加味しておかないと販促手段が間違ってしまうということ。
このことを覚えておいた方がいい。
#しかし、「知らない事」は幸せだし、考えない事は最大の幸福。
#たとえば、浮気に気付かない妻と浮気に気付いた妻、どっちが幸せなんだろう?浮気されたという事はおいといて。