シニア層の心によくないウェブサイト

本日より業務開始です。本年も宜しくお願いいたします!
さて、2006年は統括する暇もなく、シニア層と戦っておりました。(年末はぐったりげっそり)
統括に変えて?シニア層の心を惑わすウェブサイト5人組の特徴を書き記しておこうと思います。
男女のデート風に書いてありますが、あくまでも理解を促進するためです。特定の誰かについて記入しているわけではありません。悪しからず。

■ エスコートが下手

今日は何を食べようかな~、と言うときに、エスコートがうまい人はある程度の選択肢を提供し、人が迷わないようにしますよね。エスコートが下手な人は、「なんでもいいよー」といいつつ、「私タイ料理が食べたい♪」などというと「あ、オレパクチーだめ。」などと言って来る。
今日はあのお店に行きたいの、というデートの日、気づくと同じ道を何度も何度も行っている。さっきもここ来たよね、「そうだったっけ。」等との台詞が繰り返される。
「我が家までは駅から歩くと5分くらいです。3番目の道を左に曲がってください」と言えば全体像から解り、迷う不安感を軽減できるのに「えっとー。駅を出てからとりあえず3つ目を右に曲がって、しばらくいくとー」という全体像がつかめないエスコート。
今日はダイヤを探したいの、という言葉にこちらの要望も聞かず「これが当店で売っているすべてのダイヤです!」とダイヤを山積にするお店。
そういう、エスコートが異常に下手なサイト。

■ 見た目が悪い

いますよね、意味もなくブランド物を体中から出している人。あれはあれで意味があるのかもしれませんが、ターゲットとなる人に対して意味を成さなければ意味がないのです。
ごちゃごちゃしているだけではありません。センスが悪いのも問題です。センスの悪さは色使いだけではありません。例えばああ、書くのもおぞましいような格好。アンバランス。アクセサリつけすぎ。など等。どこに何があるのか解らない。もしかしたらいいものをつけているのかもしれないけど、そのよさが全く伝わらない。
やたらと見づらい。いい人かもしれないけど、見た目がちょっとね。
やたらとなにもない。いいひとかもしれないけど、ここまで何もないとね。
もうこれは、素敵になっていただくしかありません。と言うサイト。

■ 何をいっているのか解らない

昔、合コンでこういう人いました。 何を言わんとしているのか全く解らないのです。
日本語を話しているのか、英語を話しているのかすら解らないのです。要点がなく、何をいいたいのかもわからず、声の抑揚も単調で挙がりもせず下がりもせず、落ちもなく、泣き所もなく、感動するところもなく。
あとやたらといいたいことだけ言っている人もいる。相手の都合も考えずにひたすらひたすら、自分が話したい事を話す。ほんと、空気読めない。
反対に話して欲しいのにやたらと沈黙の人もいる。情報はどこかな、と探しても「ボクしゃべりベタなんです」といわんばかりに黙る。黙るな。適切な情報を適切な量で解るように伝えてほしい。
くどい人もいる。同じ事を難しく言う人もいる。ああ、なんだかむかむかしてきた。
伝わらない言葉は、独り言と同じ。
もしかしたらいいこと言っているのかもしれないのですが、ライティングやひきつけ方法、文章構造に大きな問題があり、全く読んでもらえないサイト。

■ 気分屋さん

こっちのページではこういう表現をしていたのに、ページが変わると違う表現になっている。ページごとに気分が変わってしまう気分屋さん。エスコートが下手、にも含まれますがエスコートよりも精神的な振り回され感が大きい。

■ 口うるさい

あれやっちゃだめ、これやっちゃだめ。
ほら、このお店にきたらクーポン使わなくちゃダメでしょ、ほらほらほらほら忘れてるってば、ねえ、今なにやってんの、あなた栄養偏ってるんじゃない?カタカナで書いてっていったじゃん、ほらー、全角で書くからダメだってば、あれしちゃだめこれしちゃだめ。戻っちゃダメ、閉じちゃダメ、見て見て見て見て。
入力フォームなどでやたらと縛りがあったり、様々な手を使ってユーザーの目をひきつけるが故に、ユーザーはおなかがいっぱいになってしまい、そのサイトを見ようとしなくなる。
つまり、実生活でいるよね、そういう人、といのはウェブの世界でも「あるよね、そういうウェブ」なのである。
そして、自分自身がそうならないように注意すると共に、自分のサイトもそうならないように注意しなくてはと思う信念でありました。
#2007年、某雑誌で連載することが決まりました。有難うございます。このハナシはネタもれしたものです。
#あと、朝から「元旦の日経MJにそっくりさんが出てる」というメールをいただいておりますが、ハイ、それはまさしく私です。(おばバカ消費、と言うタイトルで出ています。)そっくりさん、の言葉の真意が良く解らないのですが(笑)私は叔母なるものは祖母と立場が似ていると思っています。ペットみたいなものですね。都合よく大好きになってもらう。そんな感じです。もしお手元にあったら、死ぬほど暇なときにご覧下さい。