「私、どこを押したんだっけ?」
私は写真で見て解るとおり眼鏡っこです。(老眼ではない!)
大学時代からなのでもう数年間、はやる前から(はやっているのか?)メガネっこ。
それでも、毎朝「メガネどこやったっけー」と探す。(メガネをかけずに探すから更に時間がかかる)
その話をシニア層にすると「やっだー!マミコさん、そんな若いのに私みたい!」と喜んでいただける。
「メガネ、メガネ」というボケは横山やすしさんだったと記憶していますが、シニア層も日々日々「あれどこやったっけ」「これどこやったっけ」「そういえば、さっき何を探してたんだっけ」などの「忘れっぽさ」が目立ってきます。
「最近忘れっぽくってねー」という台詞がしょっちゅう響き渡ります。
若いのに忘れっぽい私は哀れみの的ですけど。
ところで、ウェブを見ていたH女史。
「・・・・あれ、私何を見ようとしてたんだっけ」
色とりどりなウェブサイトは「何を目的にしていたか」シニア層を忘れさせるには十分である。チカチカする文字。動き。やたらめったらな目立つキャッチ、そしてキャンペーン。
「・・・・。んっっっと、何探してたか解らないから閉じちゃおう」
酷いときは呼ばれます。「マミコさん、私、今何を見ようとしてたのかしら」「シリマセンヨゥ!!」
今日はさらに変則。
目的があってブログ設定操作をしていたSさん。
色々細かい設定などしているうちに・・・
「あれ、私、さっきの操作をするためにどこをクリックしたんだっけ?」
実はこれ、笑えない、よく起きる事実。
一度やったことが2度と出来ない。1度であったページが二度と出会えない。運命の別れ。(ん?運命は別れていいの?)
そして混乱する。諦める。(大抵は逆切れされる。)
ECサイトでも、同じページに行き着けない。
折角意を決して購入しに戻ってきたのに、そのページには行き着けない。どこをクリックしたのだか思い出せない。
「この間はあったのにねえ」「どこかに移動しちゃったんじゃないですか」変わりに検索するのはちょっと面倒だなと思う私はサックリ言ってしまう(反省。)
以前はすごい気に入ったテレビ番組の表がある、と仰った方がいて、その方が前見たページを出すまでにどれだけ時間がかかったことか!!!
ニールセン氏のユーザビリティ定義
3. 記憶しやすさ: システムは、不定期利用のユーザがしばらく使わなくても、再び使うときに覚え直さないで使えるよう、覚えやすくしなければならない。
見た目のフローばかり注意されがち(というよりも、書きやすい)であるが、実はこういう部分もすごく重要。
例えば、解りやすい文言をつける(ラベルをつける。)、違うページでも同じリンク先は同じ言葉を使う、ページを表すための最適なアイコンを使うなどなどそういう小さなことから大きなことまで動かす力は・・・・。(思わず歌う)
やはり、使いやすさは、ストレスフリーなウェブ生活のために重要なのである。