情報源は?
シニア層女性の分類の軸の一つに、「男の子のハハであるか、女の子のハハであるか」ということがある。
私達の仕事は、少しの会話からその人がどのような性格で、どのようなことを望んでいるかを見極める仕事でもある。そのために、仕事だけではなく自分たちの為にシニア層の分析をしている。
話をしていると、たいてい「男の子」の親か、「女の子の親」か解る。ミックスされている場合にはどちらの影響を受けているか、なんとなく感じることが多い。
その違いは情報源の違いである。
子どもというのは得てして情報源である。
同い年の方でも、子どもの年齢でかなり物事に対する感受性が変わる。
それは子どもから得られるだけではなく、子どもの友達のお母さん(得てして子ども同士はつながりがないのに)から得られる情報もある。とはいえ、子どもも妙齢になり、「結婚した」だの「子どもができた」などで疎遠になる事もあるのだけども。
年をとると情報源が少なくなる。これは男女ともにそうなのだが、今日いらしたMさんも同じ事を仰っていた。「うちは子どもと同居じゃないから、新しいことは全然解らなくって。子どもも私がパソコンに興味があるなんて重いもしなかったみたいだし。」
私たちは普段、情報の過多など気にしない。インターネットを開けると情報の洪水だと人は言うけど、あまり気にしたことはない。それを避ける術をなんとなく手に入れている。
ところがそれに慣れていない人は難しい。
シニア・シルバー層対象のビジネスは情報源の選定からも考えなくちゃいけないってことだ。