何を見て、お電話いただきました?

10月 18, 2017

先日、EC協議会の会員さんと飲む機会があり(というより、一応メンバーなので・・)その時にいろいろ盛り上がったのですが、
シニア層はとにかく問い合わせの電話が多い!
というのでプチ盛り上がりました。
もちろん、弊社のシニア層も使えるウェブサイト制作のためのウェブサイトガイドラインには「必ず電話番号を明記する!」というのがありますが(基本のき、です。ヘッダー、フッターに営業時間つきで!)、シニア層ユーザーを逃したくなければ、まずは電話番号を記しましょう。
そんな話で盛り上がったのですが
「一応、電話がかかってきた時に、『どこのホームページを見てお電話いただきましたか?』と聞くんですよね。」と某氏が仰る。
「するとさ、Yahoo!だって言われるんですよ。でも、それがYahoo!ショッピングなのか、Yahoo!の検索結果なのかは解らない。。。詳しく聞くと、電話面倒と思われちゃうし・・・」
そうなのです、最近は、どこのサイトで見ているという意識がとてもとても低くなっています。どこのサイトというくくりは作っている人側のくくりで、使っている人にとっては、「表示されているものが全て。」
先日も、レストランを探しているNさんが、「いい店を見つけた!インターネットで!」と仰っていた。
使い勝手を知りたかった私は「どのホームページでした?」と聞いたところ、「Google!」と。
「ぐるなびとか、食べログとか。。。」「えー、そういうのって解んない、とにかく、Googleだったわよ」
まあ、一事が万事そんな感じなわけで、ほとんどのウェブサイトはGoogle帝国とYahoo!王国の傘下にあると思っている人もいる。(そして、同じサイトが同じ結果ではないと考えている人もいる。)
ところで、先日同じような話で、違うオーナーさんと盛り上がった。
ウェブサイトに電話番号を明記するようにしたら、電話での問い合わせが増えて、電話のお客様は「比較的高額消費をする」と喜んでいらしたのだが・・・
「でもさ、電話だとアクセス解析ができないんだよね」
「そりゃそうですね」
「この間さ、どこからうちのお店を探しましたか?って聞いたらさ」
「どこでした?」
「右下って言われた・・・」
「右下でしたか・・・・」
「それ以上、聞けなかった」
「聞けませんよね・・・」
ユーザーは思っている以上に何を見たかなんて意識していない。
特に、インターネットは、それが何かなんて解っていない。
いずれ、「パソコンを見て電話しました」というところも増えてくるだろう。
そういうもんなんだなあと思っていただければ幸いです。