「押す」と「引く」

ああ、昨日書いてたのに、保存するのを忘れて消してしまった・・・。
昨日、ツキイチ講座のテープ起こしが完了した。
ものすごく使いやすいウェブだからこそ、引っかかるところは皆一緒。
そう、特に女性は。
昔、地図を読めない女、話を聞かない男、というのがあったが、確かに、空間能力が発達していない人というのは世の中に結構な割合でいる。少なくとも、高所恐怖症よりは多いと思う。
だから、交通標識があり、道路案内があり、できるかぎり「解りやすさ」を追求しているのだ。
それでも、私は迷いますが。(1度以外、直線距離で車でお台場にいけたことがない。)


たとえば、地図がある。地図があると、クリックしやすい。これは多分高齢者じゃなくてもそうだとおもいますが、とにかく画像をクリックする。これはいらした方が皆感嘆するほど。「なるほど、ここでクリックするんですね」と。
ところが、絵があればいいって物じゃない。
絵があっても、地理を意識できないとクリックできない。
デフォルメされた画像も認識できない。
さらに、文字だけだったら最悪。どこがなにに当たるのか解らない。
押すと引くの法則、というのがある。(私の中で。)
私は実験が好きなので、我が家でも色々な実験を行っている。
ある日、東急ハンズで購入した「引く」というドアに貼るラベルを妹の部屋のドアにくっつけてみた。(もちろん、自分の部屋にはしない。)
もちろん、妹の部屋は押して入るタイプである。明らかに「押してね★」という形のドアなのだ。
ところが、「引く」を張った瞬間、それ以来妹の友達が妹の部屋を訪れるたびに皆ドアを引く。
「引く」という形をした画像(脳が反射的に想像できるもの)は考える(「押すのかな、引くのかな」)より、確実に反応する。考えるよりも反射のほうが反応が早い、ということを知るための有意義な実験であった。
考えずに反応する、というのは、面白い。
つまり、考えずに「まちがった」反応をしてしまうこともある、ということだ。
間違った反応を起こさせない、反射でやってしまう行動を抑えさせるつくりもとても大切だ。
余談だが、姉の部屋には韓国語で「引く」というラベルを買った。(そして、勝手に貼った)
誰も、反応せず、押してはいる。
当たり前のようなことなのだが、反射神経の動きを知るのに非常に面白い実験であった。でも、妹の友人には怒られたけど(笑)「解りづらいよー!!」と。。。私の部屋は「割れ物注意」
子どものように家に貼りまくるのが好きなのです。(迷惑人間)