「できる」の意味は?

当社の恒例株講座。
TBSさんの影響で外部の人も受けにいらっしゃいました。
年がら年中シニア層のウェブ操作を見ていて、「もしかして、うちの生徒さんだけの」特徴なのかなぁ・・・と不安になることも多いのですが、外部からいらしたかたも、やはり全く同じ行動しますね。ウェブ操作については、不慣れなシニア層は殆ど同じ行動をする。同じところで間違える。
というより、みな同じところで間違えるのは、やはり企業のサイトが悪いのではないだろうか。
さて、その外部からいらした方。
うちの教室に通っていらっしゃる方なら癖が解るので団体講習も苦ではない。
問題は、外部からいらした「自称”できる”」方だ。
「できる」という意味は人によって違うが、多くの人は「インターネットを見れる=インターネットができる」と思っている人が多い。昨日いらしたOさんもそうだった。


「戻るボタンを押したら、全然違うところに行っちゃった。」
シニアの大敵別ウィンドウが開いたのだ。
わかる人にはわからないんだろうが、シニア層は別ウィンドウの概念が全くない。
全くないというのはすごいことだ。
どの枠(ウィンドウ)にどのボタンがある、というのが解らないのだ。
ということで、別ウィンドウは初心者ユーザーには解りにくい。
でも、一番恐ろしかったのは、Oさんは自分を「できる」と思い込んでいることだった。
「私、普段はできるのよ。このサイトだけが出来ない」
普段というのは、Yahoo!ともう一つの趣味のサイトだけだ。
つまり、世の中の99%のサイトは、彼女にとって「普通でない」
多くのシニア僧は「私、できるのよ」と思っている。
特に男性は、「俺はできる。出来ないサイトがおかしい」と思っている人が多い。
女性は「私が悪いのかも。。。」と思う人も多いみたいだが。
ということで、あなたのサイトは「悩まずに普通に使える?」or「普通じゃないサイト?」
使いづらいサイトが多くの団塊世代を取りこぼしていることを、いつになったら気付くんだろうか。人は。