シルバー層の隠れた本音

ひそやかに、電子書籍があつい。
それも、シニア・シルバー層の間である。
先日、機会があって著作権の切れた本が読める青空文庫を紹介したのだが、それ以来とにかく、電子書籍が熱い。
正直、この講座をしようという話が出たとき「いやぁ、無理じゃないのかな」と思っていた。
パソコンで本を読むって結構しんどいような気がしていた。
Tさんが「とりあえず、反応を知りたいので・・・」と仰り、その講座が開かれたのですが。
講座が終わって1週間経ち、ようやく電子書籍の意味が解ってきたようである。
となると、はまるのがシニア・シルバー層。
よくよく聞くと、朝起きてやることがないときに丁度いい。本は暗くて読めないし、パソコンなら読めるし、とのことである。さらに、本を読むのが重くて嫌になる、小さくて嫌になる、そんな時に電子書籍はいいらしい。(おかげで誰もが見やすいと回答するフォントなどが上手に判明した。)
確かに朝5時とかに起きる彼らにとって、どのように時間を有意義に過ごすかということは重要なことである。
実際、その講座の時にはそんな反応はなかった。皆新しいものを追いかけるのが精一杯だったのだ。
しかし、1週間たって、ようやくシニア層の本音が聞こえてきた。
マーケットを拡大するには本音が重要。あたりまえのことですけども。
きちんと本音を得られる仕組みになっているか、一時のことに左右されていないか、チェックすることが重要です。