なぜシニアはインターネットを使えないのか その2
久しぶりの長文連載?なのですが、実は、雑誌に使おうと思って書き出したら前の号に同じことが書いてあった(書いたのは自分)というアルチュウハイマーっぷりに、呆れつつ、そちらにこれを掲載できなかったものですから、ブログに掲載しております。よろしくお願いいたします。ということで、昨日の分は書き終わっていたのですが、今回の分は気づいて燃焼したあとですので、文体がまちまち。まあ、お許しくださいまし。
ウェブエキスパート連載中です♪皆様ご購入よろしくお願いします。(日経トレンディにも掲載されました。ありがとうございます。)
さーて、前回はシニア層がインターネットを使えない理由の大筋の一つである「こころ」の問題を取り上げました。「間違ったものを押したら壊れると思っている」とaratako0さまからツッコミをいただき、ご機嫌です。ありがとうございます。その通りです。シニア層は「まみちゃんって嫁にいかなさそう~」と平気でひどいことを言うくせに、パソコンは私よりも繊細で何かしたら壊れると思っています。
さて、今日取り上げるのは「老化」の問題です。誰もが迎える「老化」により、パソコンはどの様に使いにくくなるのかということについて触れてみましょう。
2 体の問題
老化は誰にでもやってきます。代表的なものとしては目の問題、そしてマウス操作などに必要な「手」の問題、記憶力の問題などが挙げられます。
身体の問題によって起きたトラブルは全てパニックや「無視」という行為に結びつきます。
そのためにどういう間違いが起きるかについてはウェブエキスパートの次の号をお待ちください。
2-1 手の問題
細かい操作ができないだけではなく、力の加減が難しくなります。
マウスを強く握ったり、クリックを渾身の力をこめてしてしまったり。
それだけ力が入りますので、クリックするポインタの位置がずれます。
スクロールしている最中にどこかに画面が「飛んでいきます」(スクロールされすぎ)
そしてパニックに陥ります。
2-2 目の問題
年をとると老眼になります。
ということは、細かい文字はまず見られなくなります。(読み飛ばします)。かといって、文字が大きければ言いというものでもありません。ごちゃごちゃしているのが嫌いなのです。
老眼を書けたことが無いのでなんともいえませんが、眼鏡を付け替えるというのはとても面倒くさいことのようです。どちらかというと、「読むべきところが解ればいい」というのが本音のようです。なので、全てが大きい文字は「うるさい」と心の底で思っています。
さらに、目にメラニン色素が溜まりますので全体的に画面が暗く見えるようになります。色がはっきりしたものを好むようになります。地味だと「くらぁい」ですし、明るすぎるものは「目がチカチカする」と言われます
まら、色の差が少ないものも無視される傾向があります。
2-3 耳の問題
年をとると耳が遠くなります。
耳が遠いと聞き違いが多くなります。
すると、検索エンジンで探す時に良く解らないカタカナを打っていることがあります。
また、目で見たものを一度呟くのか、目で見たものの同じものを打つこともできなくなります。
ということは、CMで連呼している言葉や雑誌で見ている言葉が、そのまま検索エンジンで正式名称で検索されているとは思えないのです。
2-4 記憶力の問題
これが身体の問題に分類されるのはなぞですが、とにかく記憶力が落ちます。
特に短期記憶はだんだんと怪しくなります。
「最近忘れっぽくってね」という言葉をよく聞くようになりますが、あれあれ検索がしたくなります。あれあれ検索とは、「あれあれ」と検索したくなること。そういう検索エンジンが開発されました、というのはエイプリルフールのネタになりそうですね。
次は技術の問題です。